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全国都市監査委員会
J 財産の管理を怠る事実に関するもの(不作為) (全監情報第61号)

 市道上に違法放置物件が20年以上放置され、通行の障害となっているので、市が撤去することを求める。
[平成15年10月20日 神奈川県・横浜市 (勧告)

 公道であった一部を私有地として建築確認の申請が行われ、許可したことは、地方自治法に違反し、無効であるので土地境界を元に戻すことを求める。
[平成15年7月25日 神奈川県・鎌倉市 (却下)]

 一部の住民が市道を不法占有したことにより、交通が著しく妨げられていることは、市有財産の管理を怠るものであり、原状回復を求める。
[平成15年10月31日 千葉県・勝浦市 (容認→勧告)]

 広場占用料過小申告分の追徴金を請求及び分割納付による条例違反をした業者の行政処分を市に求める。
[平成15年8月5日 静岡県・下田市 (棄却)]

 道路環境整備工事において、戦災復興土地区画整理事業で設置した境界を変更し指導の幅員を減少させたのは、財産管理に損害を与えているので元の幅員に復元することを求める。また、同工事請負費の前払金の支出は使途が特定されておらず不当な公金の支出に該当するので、利息相当額を求め返還を求める。
[平成15年8月22日 三重県・四日市市 (棄却)]

 道路側溝が店舗床として不法占拠され不法に加工されているのを放置しているのは、公共財産の管理を怠っているので、道路管理者に対し撤去させるよう求める。
[平成15年8月12日 三重県・四日市市 (一部却下、一部棄却)]

 道路工事施行申請の不適切な承認により側溝上に傾斜部分が加工されているのは、不法占用であるので撤去を 求める。また、道路工事施行申請により新しく側溝を布設した結果、市道幅員が減少しているので、元の幅員に現状回復させるよう求める。
[ 平成15年8月20日 三重県・四日市市 (一部却下、一部棄却)]

 市道道路改良工事に当たって、道路法規定の「道路区域決定の公告縦覧」及び「供用開始決定の公示」手続きを怠ったこと、拡幅部道路敷地を取得したにも関わらずと登記手続きを怠り財産台帳としての道路台帳作成を怠り将来の紛争の原因を残したことは、財産管理を怠る事実に当たるので、その違法確認と損害を賠償せよ。
[ 平成15年6月13日 三重県・亀山市 (棄却)]

 職員の不誠実な対応が公務員法に違反し、不当であるので厳重に注意せよ。市道敷地の幅員境界裁判が判決として確認できなかった。過去の却下事件について再監査せよ。
[平成15年6月23日 三重県・亀山市 (却下)]

10  市道道路改良工事請負契約及び変更契約は違法であり、工事代金の返還を求める。また、施行不良を起こした業者から工事費を返還させよ。
[平成15年7月17日 三重県・亀山市 (棄却)]

11  市道の道路幅員の確定の誤り等直ちに違法の部分を是正し、違法な道路に成立させよ。また、却下した監査すべてを見直して監査せよ。
[平成15年8月26日 三重県・亀山市 (却下)]

12  過去の市道の財産管理に係る監査請求について、却下を不服として再監査を請求したもの。
[平成15年10月22日 三重県・亀山市 (却下)

13  過去の市道の財産管理に係る監査請求について、却下を不服として再監査を請求したもの。
[平成15年11月5日 三重県・亀山市 (却下)]

14  市職員改良住宅入居者の家賃滞納に対して、市は家賃徴収を怠り、長期にわたる滞納を黙認している。よって、市の被った損害を回復するため、必要な措置をとることを求める。
[平成15年8月28日 京都府・京都市 (棄却)]

15  不法行為により行われた入札により損害を受けたが、損害賠償請求権の行使を怠っているので必要な措置を求める。
[平成15年8月25日 大阪府・羽曳野市 (棄却)]

16  市道(内務省所有)との官民境界明示の撤回と不法占拠された当該土地の明渡しの訴訟提起を請求。
[平成15年7月24日 大阪府・泉佐野市 (却下)]

17  不法占拠された市道(内務省所有)の土地の引渡しを請求。
[平成15年9月29日 大阪府・泉佐野市 (却下→住民訴訟)]

18  国民健康保険特別事業会計から伊島診療所へ300万円余を赤字補填している。このことは、不当である。
[平成15年8月20日 徳島県・阿南市 (棄却)]

19  医師会中央病院への施設整備補助金は、財政調整基金を取り崩しての支出であるので、財産の管理を怠る事実となり、補助金の支出の禁止を求める。
[平成15年9月4日 徳島県・阿南市 (棄却)]

 

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