豊岡市は、平成17年4月1日、兵庫県の北東部に位置する北但1市5町(豊岡市、城崎町、竹野町、日高町、出石町、但東町)が合併して誕生いたしました。人口は、89,205人(平成17年国勢調査結果)、面積は697.66平方キロメートルで兵庫県下最大の広さとなっています。
北は、日本海、東は京都府京丹後市に接し、中央部に母なる川・まる円やまがわ山川が悠々と流れています。海岸部は山陰海岸国立公園、山岳部は氷ノ山・後山・那岐山国定公園に指定され、多彩な四季を織りなす自然環境に恵まれています。平成17年9月には、特別天然記念物・コウノトリが自然放鳥され、人里で野生復帰を目指す世界的にも例がない壮大な取組みが、国の内外から大きな注目を浴びています。そして、コウノトリの野生復帰をシンボルとする「人と自然が共生する豊岡のまちづくり」は、市内外の多くの人々の共感を呼んでいます。
産業は、農林水産業、観光業などが盛んです。農業では、稲作や畑作、「但馬牛」として名高い和牛の飼育などが行われ、漁業では、全国的にも有名な松葉ガニなどが水揚げされています。観光業では、全国的に有名な城崎温泉をはじめ、西日本屈指の神鍋スキー場、但馬の小京都・出石城下町などを有し、年間の観光客入込数は500万人以上にのぼっています。また、地場産業は、全国の4大産地の一つである「豊岡かばん」があり、全国で大きなシェアを占めています。また、伝統工芸品として、「豊岡杞柳細工」、「城崎麦わら細工」、「出石焼」、「但馬ちりめん」の生産があります。豊岡市の旧1市5町の自然や歴史、伝統、文化は一様ではありませんが、この6つの地域がそれぞれの個性を磨きながらお互いに連携し、調和することによって輝きを増すまちづくりを進めることとしています。
市章
豊岡市の「と」を図案化したもので、6本のラインは、未来に伸びていく活気を表現し、市章にある青色は、明るい未来を象徴しています。
|