(新市誕生)
富岡市は、平成18年3月27日に旧富岡市と旧妙義町の1市1町が新設合併して、新しい「富岡市」が誕生しました。新市の人口は、54,382人、世帯数は18,589世帯、面積は122.9km2で、東京から100km圏内にあり、群馬県の南西部に位置しています。
(気候)
気候は比較的温暖で、年間の日照時間が大変多く、冬は数日しか降雪がありません。周辺は変化に富んだ美しく小高い山並みに囲まれており、また地盤が安定しているため地震にも強く、豪雨等の災害もほとんどありません。自然環境に恵まれた、とても暮らしやすい地域です。
(歴史)
富岡市の地域は、江戸初期に加賀前田藩5男の前田利孝が大阪夏の陣の功績により七日市藩が置かれ、それ以後、江戸末期まで前田家による統治が続きました。
明治5年には政府によって、日本で最初の官営工場である富岡製糸場が建設され、近代産業の発祥の基となりました。約135年が経った今も、その当時のままの美しく壮大な赤レンガの姿を残しています。現在では、この旧官営富岡製糸場の世界遺産登録を目指そうという運動が起こり、県と市が共同となって、準備を進めています。
(観光と特産物)
市内には、世界遺産登録を目指している旧官営富岡製糸場をはじめ、鳥居よりも下った所に社殿がある一之宮貫前神社、約100種類の動物を放し飼いにしている群馬サファリパーク、彫刻の美しい社殿の妙義神社、釣りのメッカである丹生湖など、数多くの観光名所があります。また、日本三大奇勝の一つである妙義山は、切り立った岩山が幾重にも連なっており、秋にはもみじ狩り、年間を通しては石門めぐりの登山者でもにぎわっています。
特産物は、こんにゃく(芋)、しいたけ、ねぎなどの生産量が多く、ニラやイチゴなども盛んに栽培されています。また、食品こんにゃくの製造もたいへん多くなっています。
(商工業)
商業は、大型チェーン店などが進出して大勢の集客力を誇っており、食品などの大型スーパーも数が多く、販売競争が盛んです。
工業は、中小企業が多く、主に自動車部品、通信機器、医療機器、宇宙航空部品などの先端技術製品の生産が行われています。
(市章について)
全体は富岡市の「と」を表し、3つの形は自然と家族愛をテーマにして、太陽と鏑川と妙義山を表現しています。家族が健康で豊かな生活が送れるよう願い、母親が子供を温かく包み込むようなデザインとしています。
|