新「新城市」は、新城市、鳳来町、作手村の新設合併によって平成17年10月1日に産声を上げました。愛知県の東部、東三河の中央に位置し、東は静岡県に接しています。県内2番目の広さとなる499km2に、約5万2千人が暮らしています。
当市は、天正3年(1575年)織田・徳川の連合軍と武田軍が戦った「長篠・設楽原の戦い」の地として全国的に知られており、市内随所に旧跡が点在しています。「新城」は、この戦いで手がらをたてた奥平信昌が長篠城にかわる新城城を築いたことに由来しています。新市の市章は三市町村の歴史を物語る戦国時代を象徴するカブトをモチーフに、背面は緑豊かな自然(山)を表したものとなっています。
市域の83%は、三河山間部を形成する豊かな緑に覆われ、東三河一帯の水源の役割を果たしています。
また、桜・紅葉が美しく、三河の嵐山とも呼ばれる桜淵公園や、霊鳥仏法僧(コノハズク)の棲む山として全国的に知られ、国の名勝に指定されている鳳来寺山など、市域に広がる国定公園・県立公園の指定区域には、特徴ある地形や豊かな植生、美しい景観が点在して訪れる人を魅了しています。
このほか気候が冷涼で夏のレジャースポットとして人気のある作手高原、1300年の歴史を誇る湯谷温泉、里芋・お茶・梅・高原野菜など風土を活かして産出される特産品、素人歌舞伎・田楽をはじめとする数々の伝承芸能など魅力いっぱいの地域です。
また春の桜まつり・古城まつりや秋のもみじまつりなど四季折々のイベントが目白押しです。また各地区では、火縄銃実演の演技もあります。
当市へのアクセスは豊川インターチェンジから国道151号を北へ20分、豊橋駅からJR飯田線で30分です。今後は第二東名高速道路・三遠南信自動車道の開通とともに当市域内へのインターチェンジの建設が予定されており、交通の利便性が向上するものと期待されています。
新市は、「人と自然が織りなす笑顔・活力創造都市」を掲げ、豊かな自然環境を背景に、水と森、山村と田園を中山間地域の都市的機能と調和させた快適な定住圏域の形成を目指しています。
また森林総合産業の創出やアウトドアスポーツによる地域再生プランなど、旧新城市から継承した地域再生計画と環境首都活動をさらに発展させ、地域資源を生かした魅力あるまちづくりに努めていきます。
|