新「渋川市」は、平成18年2月20日に渋川市、伊香保町、小野上村、子持村、赤城村及び北橘村の6市町村が合併して誕生した、人口約88,000人の豊かな自然に恵まれたまちで、日本のほぼまんなか、東京都心から約120キロメートルの位置にあります。面積は240.42平方キロメートル、標高差が1,400メートルを超える起伏に富んだ地形です。
市域は、赤城山、榛名山、子持山、小野子山の美しい山並みに囲まれ、利根川と吾妻川が中央で合流し、雄大な関東平野がここから始まります。
また、古くから交通の要衝として栄え、現在はJR上越線やJR吾妻線、関越自動車道や国道17号、国道353号が縦横断しており、交通の利便性が高い地域です。
産業分野では、本市中部の利根川に近い平坦地に、昭和初期から豊かな水資源を活用した重化学工業の工場が集積し、近年では、食品や飲料工場が進出しています。また、市域内には、温泉が点在しており、中でも西部にある名湯「伊香保温泉」は、江戸時代から遊興保養地として隆盛し、滝沢馬琴や十返舎一九など多くの文人墨客が訪れています。また、徳富蘆花の「不如帰」の舞台となったことでも知られ、本市の観光の中心となっています。北部では、主に果樹や菌茸が栽培され、北東部の子持南麓から東部の赤城西麓にかけての丘陵地には畑地がひろがり、こんにゃく栽培や高い交通利便性を活かしたイチゴやブルーベリーなどの観光農園が盛んです。特に、この地域でのこんにゃくの生産高は、県下第2位を誇っています。
新市においては、古い歴史と貴重な伝統、豊かな自然など魅力ある多くの資源を活かしながら、公共交通網と幹線道路整備、いきいき暮らせる安全・安心なまちづくり、IT社会に対応した情報基盤整備、たくましい行政基盤の確立を根幹事業とし、「やすらぎとふれあいに満ちた"ほっと"なまち」づくりを進めています。
市章のデザインは、「S」の文字と赤城山、榛名山、利根川などの地勢をモチーフに、「やすらぎとふれあいに満ちた"ほっと"なまち」と未来を見つめ、協調発展する姿を表現しています。中央の円はその活力、集中力をも表すとともに「日本のまんなか へそのまち」をも表しています。
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