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全国都市監査委員会


 北海道 名寄市(なよろ)

名寄市 明治32・33年に開拓の鍬が降ろされ、隣まちとして百年余りの歴史を持ちつつ緑豊かな大自然の中、広大で肥沃な土地を相手に共に発展してきた風連町と名寄市が平成18年3月27日新設合併し、分権社会に対応した新しいまちづくりを進めるため、新「名寄市」として誕生いたしました。
 本市は、北海道の天塩川が形成する名寄盆地のほぼ中央に位置し、東西には北見山地が連なっています。東は雄武町・下川町、西は幌加内町、南は士別市、北は美深町と境界を接し、総面積535.23km2、人口31,846人、世帯数14,515世帯と、道北の中心的な都市として農林業を基幹産業とするまちです。
 主な山岳には市内北東部にピヤシリ山(987m)があり、一級河川の源流を士別市とし市内を経て天塩町へ続く天塩川が流れています。
 内陸部特有の寒暖の差が激しくその温度差は60℃にも及び、特に夏季は昼夜の寒暖差が激しく、冬季は寒気が厳しくサンピラー現象やダイヤモンドダスト現象を目にする日々もあり、また降雪量も多い気象条件を有しています。
 本市は開拓当時より交通の要衝としても発展してきており、宗谷本線を中心に今日では廃止路線となりましたが、名寄線や深名線の分岐点とし一時は国鉄の街としても賑わいを見せたり、更には冷戦時代から北の防衛拠点地として名寄駐屯地もある商業・教育・医療を中心に地域経済が営まれています。
 基幹産業は、恵まれた水利を活用し水稲農業を中心に発展してきましたが、近年は過剰生産等の関係で餅米生産に転換し、今日では『餅米生産団地日本一』となっており、北国生産の特性を生かしたお菓子等の原材料として全国に提供しています。
 また、従前より名寄市立短期大学として子弟の教育に取り組んできていましたが、今年4月より名寄市立大学?栄養学科・看護学科・社会福祉学科?を開設し、高齢化社会の到来に向け人材の育成にも努めているまちです。
■市章の説明
 名寄市の頭文字「N」をモチーフに、合併する風連町と名寄市の住民が、溢れる自然の恵みに天を仰ぎ感謝し、北の都をみんなで力を合わせて創り上げ発展していく様子を表現しています。