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全国都市監査委員会


 栃木県 那須烏山市(なすからすやま)

那須烏山市 ○市の概要
 平成17年10月1日に栃木県那須郡南那須町と同郡烏山町が合併し、それぞれの町の50年あまりにわたる歴史に幕を下ろし、人口約3万1千人、世帯数約9千8百世帯、面積約174平方キロメートルの那須烏山市が誕生しました。
 本市は、栃木県の東部に位置し、首都東京から130キロメートル圏、県都宇都宮市から約30キロメートル、国道293号が旧南那須町の北部を東西に、国道294号が旧烏山町を南北に縦貫しており、最寄の高速道路のインターチェンジまでは、東北自動車道、北関東自動車又は常磐自動車道ともそれぞれ約40分から60分程度となっています。また、JR東日本の烏山線が宇都宮駅から宝積寺駅を分岐点として烏山駅まで走っています。この烏山線は、単線であり、ディーゼル列車が約40分程度かけ宝積寺駅から途中、大金駅(旧南那須町)を経由して、終点の烏山駅(旧烏山町)まで走っています。
 八溝山系の緑の山々、1級河川の那珂川や荒川などの清らかな河川、肥沃な大地、豊かな自然環境とその立地条件に加えて、本市の自慢のひとつとなるのが、貴重な「歴史と文化遺産」です。450年余りの伝統を受け継ぐ豪華絢爛な野外劇「山あげ祭」がある一方で「三箇の天祭」に代表される素朴で庶民的な民俗行事もたくさん残されています。また、烏山和紙を代表する「程村紙」は厚紙の至宝といわれ、これらは、国の重要及び選択無形民俗文化財となっています。このように先人から受け継いだ豊かな風土の中で歴史を活かし、多様な文化を育みながら、「小さくてもキラリと光る那須烏山市」を全国に向けて発信しています。
 市の組織は、事務所の位置として旧烏山町庁舎を本庁(烏山庁舎)、旧南那須町庁舎を分庁(南那須庁舎)とした分庁方式を取り入れ、5部(教育委員会含む。)18課局体制でスタートしました。合併当時の職員数は、335名で、10年間に35名減の目標数値を掲げた行財政集中改革プランを策定し、その他の改革案も含め行財政の合理化、スリム化を図っています。

○市名の由来
 南那須の那須と烏山を合わせた名称です。那須、烏山とも全国的に知名度があり、対外的にアピールできるうえ、大変親しみやすく、また、那須家の墓、烏山城址などの歴史と文化にちなんだ名称でもあり、未来に向かって繁栄し、住んでよかったと思えるような市になるよう、願いがこめられています。

○市章の由来
 全体的に暖色を使い、山とおひさまで「自然」、「やさしいまち」をイメージしています。おひさまの顔の中で、笑っているような目に見える部分は2羽のカラスで、2つの町が仲良く同じ方向に向かっていくことを意味しています。上の3つの部分はひらめき(知恵)を表しており、山の部分は重ね合う手で、結束を表現しています。
※縁取りの部分は全て「黒」、おひさまと3つの点は「黄」、山の部分は「緑」が正式な市章の色となっています。