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全国都市監査委員会


 群馬県 みどり市(みどり)
みどり市 みどり市は、平成18年3月27日に、新田郡笠懸町、山田郡大間々町、勢多郡東村が合併して誕生した、群馬県で四十八年ぶりにして第十二番目の新しい市です。
 本市は人口53,333人(平成18年4月1日現在)、面積208.23km2、桐生市、栃木県日光市を始め、群馬、栃木両県の7市と接しており、東京からは100km圏内になります。
 地形は南北に長く、北部には足尾山地が連なり、その山塊に源をもつ渡良瀬川が市の北東から南東にかけて流れています。その渡良瀬川の上流部には草木ダムが豊富な水をたたえ、首都圏の水がめの役割を担っています。草木湖畔の国民宿舎「サンレイク草木」は自生する豊富なクマ笹のエキスを練りこんだ名物料理として、笹うどんがあり、多くの泊り客に好評です。
 かつて、みどり市の地域は、足尾銅山の銅を運ぶ銅(あかがね)道の宿場町として発展してきました。各地域に往時を忍ばせる面影が残っていますが、現在も国道3本、鉄道4路線が乗り入れるなど交通の要所地となっています。江戸の寛永年間に始まった伝統の夏祭「大間々祇園まつり」は、上州三大祗園の一つに数えられ、祇園ばやしと共に山車やみこしが町中を練り歩きます。また、秋には笠懸町の名前の由来となった「笠懸(かさがけ)」という、疾駆する馬上から笠を模した的を射る武士の射術鍛錬のため武技が保存会により行われています。
 市内には、相澤忠洋氏により発見され、日本の歴史を変える発見となった岩宿遺跡の資料を展示した「岩宿博物館」や、水彩の誌画を通して生命の尊さ、やさしさを語りつづける星野富弘さんの作品を公開している「富弘美術館」があります。また、日本的な劇場建築物「ながめ余興場」で開催される関東でも有数の規模を誇る関東菊花大会や、関東の耶馬渓と言われる「高津戸峡」があり、とりわけ渡良瀬川両岸の紅葉が映える秋季の景観は見逃せません。
 市章のデザインは、みどり豊かな、みどりが象徴的な3つの町村の合併を、3つの木で表現しました。その木から、太陽と団結力を表す円へと繋ぐことで、輝く未来を表現しています。
 みどり市は、各地域の歴史・文化から自主ブランドを醸成するとともに、未来ある子供たちにより良い地域を引き継ぐため、市民の皆さんと一緒に近隣の自治体から尊敬され、住民も誇りを持てる郷里、"品格あるまちづくり"を目指します。