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全国都市監査委員会


 宮城県 気仙沼市(けせんぬま)

気仙沼市 平成18年3月31日に気仙沼市と唐桑町の1市1町が合併し、新「気仙沼市」が誕生しました。
 本市は、宮城県の北東端に位置し、東は太平洋に面し、南は本吉町、西は岩手県一関市、北は岩手県陸前高田市にそれぞれ接しています。
 総面積は226.67km2で県内では11番目の広さがあり、北部、西部、南部を北上山系の支脈に囲まれ、そこから流れ出る大川が西から東に向かって流れ、太平洋に注いでいます。東部は太平洋に面し、その沿岸は、三方を海に臨む半島や複雑な入り江など、素晴らしい景観を有するリアス式海岸となっており、陸中海岸国立公園及び海中公園の指定を受けています。また、気仙沼湾口に大島を抱き、四季静穏な天然の良港を形成しています。
 人口は、平成17年国勢調査結果速報では66,423人で、宮城県全体の人口に占める割合は2.8%になります。昭和55年国勢調査を境に、人口は減少し続けています。
また、世帯数は22,186世帯で宮城県全体に占める割合は2.6%になります。昭和55年以降増加し続けていましたが、平成17年国勢調査で減少に転じました。
 本市では、本地域の課題を踏まえ新市におけるまちづくりの基本的な考え方として、

@ 市民と行政の協働のまちづくり
A 人と人が支えあうまちづくり
B 人と自然が共生するまちづくり

 の3つを基本理念と設定し、新市の将来像を、「人と自然が輝く 食彩豊かなまち」としております。これは、当地域は国内有数の漁業基地に水揚げされる水産物をはじめ、豊かな自然環境を背景とした多種多彩な農作物など、地域の風土に根ざした食文化があることから、「食の宝庫」、「食の王国」としての位置づけを確立し、これからも発展していくことを目指します。
 また、第一次から第三次までの有機的な連携により、活力ある地域産業を創出するとともに、それぞれの地域が有する伝統・文化など、様々な地域資源をもとに、国内はもとより世界各地との交流・連携によって、豊かな地域形成を目指します。

【市章について】
 気仙沼市の「け」の文字をモチーフにデザイン化したもので、楕円を基調とした渦は、共生、協働、市の限りない発展を表し、波打つ曲線は太平洋と活力あふれるまちの姿を、青と緑の色は海と大地の恵みを表現しています。