{位置と地勢}
観音寺市は平成の大合併により、平成17年10月11日に旧観音寺市、旧大野原町及び旧豊浜町の1市2町が合併し、新「観音寺市」として発足しました。
本市は、香川県の西南部に位置し、人口約6万7千人、面積は117.45km2で、西讃地域の中心都市として重要な役割を担っております。
西は瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)に面し、沖合には伊吹島などの島しょを有しており、南は讃岐山脈の雲辺寺山、金見山などを境に徳島県や愛媛県に接し、高知県にも近く、四国のほぼ中心に位置しております。
市の中央部には三豊平野が広がり、東部から西部に向かって財田川、柞田川などの河川が流れ、豊かな田園地帯となっており、河口付近に市街地が形成されております。
東部から南部にかけては山間地が、北部には七宝山などの丘陵地が連なっており、三豊平野には多数のため池が点在しているのも、観音寺市の地勢の大きな特色であります。
また、本市には、国道11号、377号が北東から南西に走っており、それに平行して四国横断自動車道があり、大野原インターチェンジを有しております。
JR観音寺駅、豊浜駅、箕浦駅があり、高松や岡山までそれぞれ約1時間程度と交通の便にも恵まれた位置にあります。
「観音寺」と称するに至った由来は、大宝3年3月21日、神宮寺(今の観音寺)住職法相宗の僧日証上人が、琴弾八幡宮を鎮座せられた当時に始まり、奈良朝以来の古い歴史を有し、大同2年弘法大師が神宮寺に聖観音の像を安置したためと伝えられております。
{名産・特産品}
伊吹島でとれるカタクチイワシは、ぎゅっと濃縮された「イリコ」となり、「ダシ」の素として使われており、新鮮な「エビ」を使った「せんべい」は豪快な姿焼きに、また、瀬戸内海の生魚は昔ながらの製法で、歯ごたえも小気味よい「かまぼこ」に加工されます。
豊浜地区は、梨の産地であり、8月の「幸水」盆明けから10月中旬まで「豊水」「二十世紀」「新高」と出荷が続きます。
また、全国でも珍しい「わた神社」があり、数千年の昔から人類が営々と栽培し続けた「綿」があります。「綿の花」は、開花から約50〜60日くらいで青い実が大きくなり、やがてはじけて白い繊維があふれ出ます。
{市章}
観音寺市の頭文字の「K」を図案化したもので、豊かな自然に恵まれた観音寺市を表し、緑の生育(草木・作物等)、水の流れ(海・川)、太陽の温かさ(人・産業・文化の発展)を表現しており全体、像としては、市民の調和と市勢の飛躍発展を象徴しております。
今後は、「海・山・川そして人が織りなす『新・田園都市』〜豊かさとやすらぎがあふれる協働のまちかんおんじ〜」の創造と「住民と行政のパートナーシップの構築」を目指し、新観音寺市の一体感の醸成と、市民参画によるまちづくりを進めていきたいと思っております。
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