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全国都市監査委員会


 鹿児島県 指宿市(いぶすき)

 本市は平成18年1月1日に指宿市、山川町、開聞町の1市2町の合併により誕生しました。
 薩摩半島の最南端、鹿児島湾(錦江湾)口に位置する人口46,820人(2005年国勢調査(速報))、面積149.01平方キロメートルの花と緑にあふれた食と健康のまちです。
 東は錦江湾を隔てて大隈半島と相対し、北は県都・鹿児島市、西は畑作地帯が広がる頴娃町と隣接しています。南は東シナ海に臨み、明媚な風光を誇っています。
 中央部には、九州一の大きさを誇る湖である池田湖、南西部には標高924メートルの薩摩富士の別名で呼ばれる秀峰開聞岳、南部には南国ムード漂う長崎鼻、東部には潮の干満で陸続きになる、環境省の「かおり風景百選」にも認定された知林ケ島を有しています。
 市の全域を霧島火山脈が縦断しており、世界に類を見ない「天然砂むし温泉」をはじめ、豊富に湧出する温泉に恵まれています。
 また、1日10万トンも湧き出る清水に代表され、豊かな水環境を有するソーメン流しで有名な唐船峡の周辺地域は国土交通省の「水の郷百選」に認定されています。
 さらに、市内には橋牟礼川遺跡や水迫遺跡に代表される歴史的にも貴重な発見のあった遺跡が多くあり、歴史のまちとしても知られています。
 年間平均気温は、暖流の影響で約19度と高く、温暖で亜熱帯的な気候のため、市内にはソテツが自生し、幸せを呼ぶ熱帯蝶のツマベニチョウが乱舞する北限の地とも言われています。
 産業は観光、農業及び水産業が主体であり、観光は霧島屋久国立公園に指定されている自然景観や砂むし温泉をはじめとした観光施設を生かした特色ある観光地づくりが進められています。
 農業は温暖な気候や豊かな台地、池田湖からのかんがい用の導水を生かし、ソラマメ・オクラやさつまいも、豆類、花きなどの質の高い農産物が生産されています。また、天然の良港である山川漁港などにおいては水産業及び水産加工業が栄えるなど、南の食料供給基地として発展してきています。
 新市の目指す将来像は「豊かな資源が織りなす 食と健康のまち」であり、基本理念に「地域資源を最大限活用するまちづくり」「生活の質の向上を目指すまちづくり」「人づくりを重視するまちづくり」を掲げ、まちづくりを進めています。