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全国都市監査委員会


 北海道 北斗市(ほくと)

北斗市 北斗市は平成18年2月1日、上磯町と大野町の2町が新設合併により北斗市が誕生しました。
 本市は、北海道の南部、渡島半島に位置し、南部は函館湾に面し、南東部は道南の中心都市である函館市に隣接しており、平坦な大野平野と温暖な気候に恵まれ、快適な住環境整備と共に定住化が進み、都市と農漁村が調和のとれた田園工業都市として発展し、総面積397.29km2、人口49,274人、世帯数19,928世帯(平成18年3月末)となっております。
 気象条件は、対馬暖流の影響を受け海洋性の気候となっており、道南にあっては降雪量が少なく比較的温暖で暮らしやすい地域で、温暖な気候により1,600年代に松前藩主の命により米の試作が行われ、北海道における「水田発祥の地」といわれております。
 産業は、恵まれた資源や風土を生かした米や野菜のハウス栽培、ホタテやホッキ貝等の第一次産業に加え、セメント工場、石油製油工場など工業のほかテクノポリスの指定を受け、製造業や運輸・通信業の立地が進み、農漁村型から都市型に変わってきており、都市近郊型農業や養殖漁業へ転換している。
 本市のJR函館本線渡島大野駅付近に、平成17年に北海道新幹線の新函館(仮称)駅が着工され、新駅は、南北海道の玄関口として重要な役割を果たす駅となることから、周辺地域との交通アクセスを含め、広域的な視点に立って新駅を中心とした都市機能の充実・強化に努める必要がある。また、新駅周辺地区の整備あたっては、本市並びに南北海道の地域にふさわしい新たな産業経済、交通の拠点地区となるまちづくりを進めていくことにしております。

合併により本市が期待される効果

  •  経費節減による行財政運営の効率化として総務や企画などの管理部門の効率化が図れ住民ニーズに対応可能な組織の再編成と人材の適正配置等で経費が節減されるほか財政規模が拡大し、弾力的な財政運営や資金運用が可能となる。
  •  広域的な観点に立ったまちづくりと政策展開として北海道新幹線の新駅周辺整備や道路整備、土地利用など広域的な観点からまちづくりを効果的に実施する。
  •  重点的な投資による社会基盤整備の充実として合併でさまざまな財政支援措置により、多額の投資を必要とする大規模プロジェクトに重点的な投資が可能となり、地域全体の均衡ある発展と新たな交流拠点や中核施設の整備が可能となる。

【北斗市章の説明】
 北斗市の「北」と頭文字の「H」をモチーフに、青が上磯町の海、緑が大野町の大地を表し2つの町が躍動的に結びつくイメージを黄色で表しています。また、北海道新幹線によって本州と北海道がつながる一番最初の市という思いが込められています。