平成17年8月1日、八代市と八代郡内の坂本村・千丁町・鏡町・東陽村・泉村の1市2町3村が合併し、人口約14万人、面積680.2km2を有する県南最大の都市「八代市」が誕生しました。
本市は、県都熊本市の南約40kmに位置し、東西50km、南北25kmの面積を有し、西は八代海に臨み、北は上益城郡、下益城郡、東は宮崎県東臼杵郡、南は球磨郡、葦北郡に接しており、日奈久断層崖によって八代平野(西部)と山間地(東部)に区分され、全面積の約30%が平坦地、約70%が山間地から成り立っています。
東部の山間地は、泉町の国見岳(1,739m)を最高峰として九州山地の脊梁地帯を形成し、平家落人伝説が語り継がれる秘境・五家荘や伝統神楽など、歴史と自然豊かな地域を有しています。同地域は、山並みや渓谷など自然が作り上げた景観を季節ごとに楽しめ、特に紅葉の時期には県内外から多くの観光客が訪れます。また、約600年の歴史ある日奈久温泉は、現在でも人々の心身を癒してくれます。
西部の八代平野には、日本三急流の一つである球磨川や氷川の両水系で形成された豊かな土地が広がり、その豊富な水資源は、扇状地式三角州を中心とした沖積平野や、永年にわたる干拓事業によって出来た広大な平野を潤しています。これらの豊かな資源を活用し、イ草やトマトなど数多くの農産物が生産されています。
さらに、恵まれた自然条件に加え、臨海工業用地の造成や港湾整備の充実が図られ、早くから中央資本の工場が進出し、県下有数の工業都市としても発展しているところです。
交通アクセス面では、南九州の交通の結節点として、九州新幹線(新八代―鹿児島中央間)、九州自動車道、南九州西回り自動車道、アジア物流拠点として県内最大の国際港である八代港が整備され、地域発展のあらゆる立地条件に恵まれた環境にあり、自然と調和のとれた潤いのある地域です。
新市では、旧6市町村がそれぞれ備えている豊かな自然や資源など、地域の特性を最大限に生かした施策を計画的に策定し、新市建設計画に掲げた「"創生"輝く新都八代」を基本理念に、県南の交流拠点都市として元気と活力ある都市づくりを目指していきます。
【市章】
合併前の6市町村の「6」をイメージしたものに、未来への躍動感を加え、その中に八代市の「八」をアレンジしたマークを取り入れ、新しさの中にも親しみを感じさせます。ブルーは川と海、グリーンは山と平野、オレンジはそこに生活する人々の熱い心を象徴しています。
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