平成17年10月1日、鶴岡市、藤島町、羽黒町、�U引町、朝日村、温海町が合併し、新たに「鶴岡市」が発足しました。人口は14万余人で山形県内では第２位、面積では東北で第１位の鶴岡市です。
　新市は、山形県の西北部にある庄内地方の南部に、新潟県に接して位置し、北部には全国有数の穀倉地帯である庄内平野が広がり、赤川水系の赤川、大山川、最上川水系の京田川、藤島川等の河川が貫流しています。
　この庄内平野の東部から南部にかけては、出羽丘陵、朝日連峰、摩耶山系の山岳丘陵地帯となり、一方、西部は日本海に面し、約42ｋｍにわたって磯浜が形成されています。
　新市は、東西約43ｋｍ、南北約56ｋｍにおよび、総面積は1,311.49km²、土地の利用状況（平成15年利用区分別面積）をみると、森林が957.48km²で約73%、農用地が187.40km²で約14%、宅地が32.44km²で約3%となっています。
　道路網については、高速自動車国道の東北横断自動車道酒田線と日本海沿岸東北自動車道が市域を縦貫するとともに、一般国道の７号、112号345号が市内の主要拠点を結んでいます。
　鉄路については、幹線鉄道のＪＲ羽越本線が市域を縦貫し、市内に10駅を有し、空路については、第３種空港の庄内空港に、東京線、大阪線、札幌線の３路線が就航しています。
　本市を含む山形県庄内地方は、古くは出羽国と称され、中世から近世にかけては、武藤氏、上杉氏、最上氏、酒井氏などにより治められました。特に、徳川譜代の酒井氏により、城下町の整備が行われ、現在も江戸時代の面影が残る情緒豊かな街であり、数多くの史跡も市内各所に残っています。本市出身の藤沢周平氏原作による時代小説のモデルになった街でもあり、同氏の作品にちなんだスポットが点在し、映画「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」「蝉しぐれ」の舞台としても有名になり、多くの観光客が訪れるようになりました。
　国宝・羽黒山五重塔や国の重要無形民族文化財・黒川能、バンジージャンプで人気の月山あさひ博物村などの観光もでき、あつみ温泉や湯野浜温泉などの温泉地も多数ありますので、庄内米や清酒、漬物、だだちゃ豆、庄内柿、あつみカブ、岩がき、口細がれい、もうそう汁、寒鱈汁、麦きりといった特産品を味わいに、ぜひお越しください。