二戸市は、平成18年1月1日に、二戸市、浄法寺町1市1町が合併して、岩手県では6番目に新設合併により誕生した市です。
本市は、岩手県の内陸北部に位置し、青森県と県境を接し、面積420.31km2、人口32,402人、世帯数は11,536世帯の市です。
地形は東に北上高地、西に奥羽山脈が走り、その間を北へ流れる馬淵川と、これに合流する安比川に沿って葉たばこ、リンゴ、雑穀などを主体とした農耕地や和牛放牧の牧野が広がるとともに、市街地が形成されています。
また、県立自然公園の折爪岳、稲庭高原の稲庭岳山頂からは、南に岩手山、北に八甲田連峰が一望できるなど、自然環境に恵まれております。
平成14年12月1日、東北新幹線盛岡・八戸間の開通に伴い新幹線二戸駅が開業し、東京には2時間52分、盛岡市には約26分で、八戸市には11分でアクセスが可能になりました。
また、浄法寺インターチェンジほか周辺町村には高速道路(八戸自動車道)のインターチェンジが3箇所あり、主要道路の整備も進むなど、新幹線二戸駅と合わせて十和田・八幡平国立公園や三陸海岸への観光、移動の起点となっております。
観光資源としては、「座敷童子」で有名な金田一温泉、豊臣秀吉天下統一の最後の合戦場となった国指定史跡九戸城跡、昭和62年に瀬戸内寂聴師を住職に迎え全国的な話題となりました東北最古の古刹「八葉山天台寺」などがあります。
天台寺の麓の「滴生舎」では、伝統的な浄法寺漆器の展示・販売や、漆塗りの作業見学・漆の絵付け体験が出来ます。
また、ビジターセンターとしては、二戸市シビックセンター、カシオペアメッセ「なにゃーと」があります。
二戸市シビックセンター内には、我が国物理学の礎を築いた田中舘愛橘博士記念館があり、科学実験や工作体験ができます。
カシオペアメッセ「なにゃーと」では北東北20市町村の土産物や物産を買い求めることができます。
また、今後のまちづくりは、新幹線や高速道路を最大限活かしながら、歴史と伝統ある風土を大切にし、「活力と安心、歴史文化の薫る拠点都市」を望ましい将来像として掲げ、@地域資源を活かした創造産業によるまちづくり、A安全・安心を重視し、自然と共存しながら市民とともに進めるまちづくり、B地域を担う人を育てるまちづくり、C生活基盤の整備されたまちづくり、Dスリムな行財政によるまちづくりを重点施策として、市民、各地域、各種分野別団体等との協働を重視しながら計画を策定し、新市のまちづくりに取り組んでいきます。
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