平成17年1月11日、緑町、西淡町、三原町、南淡町の三原郡4町が合併し、「南あわじ市」が誕生しました。様々な特色を持つ南あわじ市の魅力についてご紹介します。
《市章》 マークの中心部分は、淡路島の形と南あわじ市の『A』を現わし、取り囲む輪は、食づくり、ひとづくり、まちづくりを意味し、ふれあいと共生をイメージしています。自然の恵みのカラーとしてグリーンを、希望・躍進カラーとしてビビットなブルーをもって南あわじ市の想いを表現しています。
《位置と地勢》
兵庫県最南端のまち「南あわじ市」は、南北に長い地形の淡路島の南部に位置し、南に鳴門海峡、西に白砂青松の慶野松原、中心には温暖で肥沃な三原平野が広がり、兵庫県域の約2.7%(面積229.17km2)を占めています。また、紀淡海峡には、周囲約10キロメートル、人口約700人の沼島が浮かんでいます。
《観光と文化》
兵庫と徳島の県境、鳴門海峡では、世界でも珍しいうず潮を見ることができます。一年で最も潮の干満の大きくなる春には、潮流は時速30キロメートルになり、うずの大きさ30メートルに達します。
市内各地区には、古くから伝わる伝統芸能が数多く見られます。その中でもとりわけ有名なのが、約500年の歴史を誇る『淡路人形浄瑠璃』です。大阪の文楽や徳島の阿波人形なども、淡路人形浄瑠璃から伝わったといわれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
《食がはぐくむふれあい共生の都市(まち)をめざして》
恵まれた地理条件と気候条件に加え、高度な農業技術を生かして、同じ土地で年三回農作物を栽培する三毛作が営まれています。甘くやわらかい淡路産玉ねぎは北海道に次ぐ生産地です。
酪農・畜産も盛んで、伝統のある「淡路島牛乳」などの乳製品は、全国的なブランドに成長しています。肉牛は「淡路ビーフ」の名で知られ、「神戸ビーフ」「松坂牛」のもと牛になる淡路和牛の生産地でもあります。
播磨灘や鳴門海峡などからは、新鮮な魚介類が多く水揚げされ、京阪神から東京・築地の魚市場に高級魚として出荷されています。
南あわじ市は、「食がはぐくむ ふれあい共生の都市(まち)」を将来像とし、第一次産業だけでなく、他の産業と連携した雇用と交流の場、さらに、多世代が共生するコミュニティ育成を目指して、広く、食(職)づくり、人づくり、まちづくりの場づくりを進めています。
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