平成17年10月11日釧路市、阿寒町、音別町の1市2町が合併し、新「釧路市」として、新しいまちづくりに向け歩み始めました。
本市は、北海道の東部太平洋岸に位置し、日本百名山に名を連ねる阿寒の山々や豊かな森や湖、湿原などの素晴らしい自然に抱かれたまちで、東西63km、南北76km、面積は1,362km2で北海道一となり、人口は195,095人(平成17年10月11日現在)となっています。
夏は最高気温が25〜26度という湿潤冷涼型の気候で、特に春から夏にかけて発生する釧路特有の海霧は幻想的な印象を与え、秋は雨が少なく澄みきった秋晴れの日が続き、夕焼けが最も美しい季節となり、冬は雪も少なく晴天の日が多いといった過ごしやすい地域となっています。
産業は、恵まれた資源や風土を活かした酪農業、林業、水産業といった第一次産業に加え、世界的技術を誇る石炭産業、紙パルプ産業などの製造業と厚みのある産業構造で、港湾の物流機能と産業間の関連を強めることなどで、産業基盤の強化や新産業の創出に努めています。
また、合併で、特別天然記念物のタンチョウやマリモが生息する「阿寒」と「釧路湿原」の二つの国立公園を有することになり、一元的な取り組みで魅力を増す観光産業にも地域経済けん引への大きな期待が寄せられています。
新市では、未来に向けて「新しい魅力と活力を創出するまちづくり」「地域を支える産業を強め活性化するまちづくり」「個性と伝統文化を尊重し豊かな暮らしを実現するまちづくり」「住民と行政の協働による一体感あふれるまちづくり」を基本理念とし、1市2町の特色を活かし、また、それぞれに築きあげてきた歴史・文化・産業を大切に継承し、東北海道の拠点都市として「個性豊かで特色あるまちづくり」を目指しています。
市章は、外側の星は北極星を、内側の円はクシロを意味する腕輪を表し、北海道を象徴する北極星に囲まれて、釧路市が栄えることを祈って定められました。
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