平成17年11月1日、熊野市、紀和町の1市1町が合併し、新しく「熊野市」が誕生しました。
本市は、面積373.63平方キロメートル、人口21,944人(平成17年9月1日現在)で、三重県の南部、紀伊半島の東海岸熊野灘に面し、三方を峻険な山地に囲まれています。
熊野の歴史は古く、日本書紀に記されイザナミ神話の残る「花の窟神社」、秦の始皇帝の命により不老不死の薬を探し求めて旅に出た徐福が漂着したといわれる「徐福の宮」、三重・和歌山・奈良の三県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された「熊野古道」等、すぐれた歴史的・文化的資産に恵まれています。
海・山・川の自然資源も豊富で、環境省が選定する日本の水浴場88選にも選ばれた「新鹿海水浴場」等、水質が最高評価のAAにランクされた海水浴場が2箇所あるほか、国民保養温泉地にも指定された「湯の口温泉」や露天風呂から雄大な北山川を眺望できる「入鹿温泉」といった良質な温泉、日本の滝100選にも選ばれた「布引の滝」、吉野熊野国立公園の「瀞峡」、「鬼ヶ城」、「七里御浜」等の景勝地も多く、丸山地区にある棚田「千枚田」は、5月の水を張った時期や9月の稲穂が垂れる頃の景観は必見です。
また、温暖な気候を活かして、正月恒例となったソフトボールの「熊野バッテリーキャンプ」を始め、全国的な自転車ロードレース「3DAY
CYCLE ROAD熊野」、野球、ラグビーやソフトテニスといった数々の大会・合宿などのスポーツ交流も盛んに行われています。
観光面においては四季を通じ、様々なイベントが開催されています。春には、碁石の黒石や硯に使われる「那智黒石」の全国で唯一の生産地神川町で開かれる「ふれあい桜まつり」や、港を舞台とした「熊野灘ほうばい祭り」、「磯崎みなとまつり」、毎年8月17日に開催される300余年の伝統を誇る東紀州最大の夏の風物詩「熊野大花火大会」は、県内外からたくさんの観光客で賑わい、秋には育生町の大森神社で「どぶろく祭り」が開催され、大勢の祭り客に振舞われます。
今後は、"豊かな自然と歴史に育まれた、活力と潤いのあるまち・熊野" を目指し、市民と行政が協働して新市のまちづくりを進めます。
その他、熊野市に関することは、
HP(http://www.city.kumano.mie.jp)をご覧下さい。
|