埼玉県春日部市は、平成17年10月1日、春日部市と庄和町の1市1町の新設合併により誕生しました。
春日部市は、都心から35km圏、関東平野のほぼ中央、埼玉県の東部に位置し、南北約12km、東西約11kmの市域を有し、面積65.98km2、人口約243,000人、世帯数約93,000世帯の地域です。アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台として、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
江戸時代には、日光街道などの主要道路の整備とともに、粕壁宿として栄え、発展を遂げました。また、利根川の本流であった大落古利根川や江戸時代に開削された江戸川などは、河川の交通の要衝でした。特に江戸川の河岸であった西宝珠花は、水上交通の要として発展するなど、古くから水陸両面において交通の拠点を有する地域でした。
現在は、東西方向に東武野田線と国道16号が横断し、南北方向には東武伊勢崎線(東京メトロ日比谷線、半蔵門線、東急田園都市線乗り入れ)と、国道4号・4号バイパスが縦断し、首都圏における交通の要衝としてにぎわいをみせています。
また、都心への通勤圏であるにもかかわらず、水田や屋敷林が広がる水と緑の豊かな都市として、美しい景観と恵まれた自然環境を有しています。
春先に、樹齢1200年以上と言われる国の特別記念物「牛島の藤」が薄紫の見事な花房を垂らすころ、春日部駅西口の藤どおりでは「藤まつり」が開催され、江戸川河川敷では勇壮な「百畳敷の大凧」が舞い上がります。
特産物としては、江戸時代、日光東照宮の造営に携わった大工が伝えたとされる「桐たんす」や「桐小箱」、「押し絵羽子板」、「麦ワラ帽子」などが有名です。
これらの個性や特性を十分に生かすとともに、新市のまちづくりのあらゆる分野に共通する「市民主役・環境共生・自立都市」を新市建設の基本的な考え方とし、住む人々も訪れる人々も活気と活力を実感できる「地域の中核となる都市」の実現に向けて、まちの活力の源泉である「にぎわいと交流」をはぐくみ、新市の将来像「人・自然・産業が調和したふれあい共生都市」を目指しています。
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