平成17年8月1日、神栖町と波崎町が合併し「神栖市」が誕生しました。本市は茨城県の東南部に位置し、東は太平洋の鹿島灘、西は利根川を経て千葉県小見川町、東庄町に、北は鹿嶋市、南は千葉県銚子市に接しています。総面積は147.26km2、人口約90,000人となっています。霞ヶ浦と北浦を源とする常陸利根川及び利根川と鹿島灘にはさまれた平坦な低地にあり、南北に走る国道124号を背に東西はゆるやかに傾斜しています。
本市の北部から東部一帯に鹿島港及び鹿島臨海工業地帯が整備されており、鉄鋼、石油製品等の広域的な供給拠点として、重要な役割を担い製造品出荷額は1兆3,000億円を超え、茨城県第一位となっています。
また、東京から100km圏内に位置し、東関東自動車道の利用により、時間距離にして約1時間40分となっています。さらに、成田空港(新東京国際空港)にも近く約30kmの位置にあります。
気候は海洋性気候に属し、四季を通じて比較的温暖であり寒暖差も小さい。地勢は平坦地、沖積低地と砂質土壌からなり、かつては日本4大砂丘の1つに数えられた孤立した鹿島砂丘が標高30m程度の高さで点在していましたが、鹿島臨海工業地帯の造成に伴い姿を消し、市の地形はすっかり変貌しました。
市域の面積は147.26km2であり、東側は臨海工業地帯、西側に農業地帯が広がっています。市を南北に走る国道124号線に接する溝口地区には、市役所など公共機関が集中し、大野原、知手地区が商業の核となっています。
本市の人口は、鹿島臨海工業地帯造成事業の進展に伴う臨海地区への企業進出等により、堅調な増加を示してきました。現在、開発の収束期を迎えていますが、住民の異動により今後も微増が続くものと見込まれています。
市章
かみすの「か」の字を飛鳥のイメージに図案化し市民の融和と団結を表すとともに工業地帯としてのびゆく未来と産業文化の飛躍的発展を単純、明快、かつ力強く象徴し、市章中央円形部は臨海の街を表すための波頭を意味します。
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