新「出雲市」は、「神話の國出雲」として共通の歴史・文化的風土、恵まれた自然環境のもとに、平成17年3月22日、出雲市、平田市、佐田町、多伎町、湖陵町、大社町が合併して誕生しました。
出雲市の人口は本年5月31日現在148,759人、面積は543.42平方キロメートルで、北・西部は日本海、東は汽水湖である宍道湖に面し、斐伊川と神戸川により形成された出雲平野を中心とする水と緑豊かなまちであり、ぶどう、柿、いちじく、出雲そば、島根ワインなどの特産品が有名です。
出雲市は、古代日本国誕生のロマンに溢れる出雲神話のふるさとであり、出雲大社や西谷墳墓群など多くの歴史遺産により、歴史文化のシンボル空間を形成しています。
平成19年春には県立古代出雲歴史博物館が開館するほか、古代出雲王墓館(仮称)の建設や歌舞伎の祖、出雲阿国ゆかりの地として阿国座創設に向けた機運の盛り上がりもあり、歴史文化が織り成す『神話観光大国』の創造に向けて邁進しています。
また、高度な医療機関が集積し、福祉・教育の充実にも力を入れています。さらにワールドカップキャンプ地にもなった出雲ドームや湖遊館といったスポーツ施設のほか、マリンレジャーで賑わう多伎海岸にも現在、海洋療法(タラソテラピー)施設を整備中で、市民が活き活きと暮らせる高度な『健康文化都市』の確立にも力を入れています。
一方、世界的な課題である環境問題に力を入れていくため、大規模風力発電、バイオマスや水素の活用といった新エネルギーの開発計画を推進するとともに、リサイクル世界一に向けた取り組みの強化により『環境先進都市』を目指しています。
新「出雲市」は、特色ある地域の総合力を高め、都市としての自立的な発展・成長を図り、西部日本海域の新しい中心都市を標榜して前進していきます。
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