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全国都市監査委員会


 三重県 伊勢市(いせ)

 伊勢市、二見町、小俣町、御薗村の4つの市町村が、平成17年11月1日に合併し、新たな伊勢市が誕生しました。人口はおよそ13万6千人、面積208.52平方キロメートルで、三重県の南部に位置しています。
 伊勢市は豊かな自然環境とともに多くの歴史文化を今も受け継いでおり、観光地として多くの人々に愛されています。古くから「お伊勢さん」の名前で親しまれている伊勢神宮には、年間600万人の参拝客をお迎えしています。内宮の創建は2000年前といわれ、清流五十鈴川に架かる宇治橋を渡ると、広大な神域が広がり、神宮杉が美しい参道の最も奥まったところに、正宮がたたずんでいます。宇治橋前から約800メートルに渡って石畳が続く「おはらい町」には、切妻入りの建物の店が立ち並んでいます。
 一方、外宮は内宮より500年ほど後に創建され、森に囲まれた境内には、正宮や神楽殿などが立ち並んでいます。花菖蒲で知られる勾玉池は、訪れる参拝客の憩いの場となっています。
 来る平成25年には、20年に一度、神殿などをすべて新しく造りかえる第62回式年遷宮が斎行されます。本年から遷宮に向け、御用材の伐採と搬出の安全を祈る祭や御用材を伐り出す祭などの諸祭が始まりましたが、いよいよ、来年と再来年には、御用材を伊勢市に運び、古式のままに神宮域内に搬入する「御木曳」が行われます。この期間、伊勢の町々は勇壮な掛け声と木遣音頭で沸きかえります。
車でお越しの方は、伊勢自動車道伊勢西インターチェンジを降りていただき、電車利用なら、名古屋からおよそ1時間30分です。この機会にどうぞ、伊勢の地にも足をお運びください。