平成18年1月10日、本庄市と児玉町の1市1町が合併し、新しい本庄市が誕生しました。
本庄市は、東京から80q圏、埼玉県の西北に位置する面積89.71km2、人口約8万3千人の都市です。地形は、南西部は、陣見山などの500m級の山々が連なる山間地ですがそのほかは、概ね平坦で安定した地盤を有しています。自然災害は少なく、夏に雨量が多く、冬に少ない気候で、水と緑豊かな自然環境に恵まれています。
交通網は、JR高崎線、八高線、上越新幹線、関越自動車道本庄児玉インターチェンジや国道17号・254号・462号の主要道が縦横に走り、東京と上信越方面を結ぶ交通の要衝となっています。平成16年3月には、上越新幹線本庄早稲田駅が開業し、東京駅からの所要時間は、約50分に短縮されました。
本庄市は、県内有数の大規模な原始・古代遺跡の分布地で、奈良時代前後には児玉郡が設置されました。その後、武蔵七党武士団の一つ児玉党が名をはせ、宗家が本庄氏を名乗るようになります。弘治2(1556)年、本庄宮内少輔実忠が、現在の市役所周辺に本拠を異動し、本庄城を築きました。江戸時代にはいると中山道の整備とともに「本庄宿」が設けられ、中山道最大規模の宿場町として発展しました。 そして、明治の近代化と共に、「養蚕の町本庄」として発展の一途をたどっていきました。近年は、首都圏近郊都市として発展し、児玉工業団地やいまい台産業団地なども造成されるなど、近代工業が盛んです。市街地には、ホテル、マンション、オフィスビルなどが建ち、大手スーパー等大型店も進出するなど、児玉郡市周辺の商工業の中心となっています。さらに、農業では、肥沃な農地に恵まれ、ネギ、キュウリ、ナス、タマネギ、ほうれん草、大和芋、レタス等の野菜や、ぶどう、いちご等の果樹栽培も盛んで首都圏などに、出荷されています。
平成5年に当時の本庄市及び児玉郡5町村に岡部町を加えた1市5町1村が「本庄地方拠点都市地域」に指定され、平成6年度には基本計画が県知事の承認を受け、広域の拠点として各種事業を展開しています。上越新幹線本庄早稲田駅を中心とする本庄新都心地区土地区画整理事業や早稲田リサーチパーク地区の整備がすすめられ、埼玉県の北の玄関本庄としてますますの発展を目指していきます。
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