淡路市は、兵庫県の南部に位置する淡路島の北部の市として、津名郡を構成する6町のうち、津名町、淡路町、北淡町、一宮町、東浦町の5町が合併し、平成17年4月1日に誕生した。総面積は、184.05km2を有し、淡路島全体(596.64km2)の約3割を占めている。市の人口は19,147世帯、51,246人となっています。
本市は東側に大阪湾、西側に播磨灘を臨み、三方を海に囲まれ豊富な漁業資源に恵まれているほか、内陸部では温暖な気候条件を活かして花卉栽培を始めとする農業、畜産業も盛んに行われるなど、豊かな自然環境を活かした生活が営まれています。構造改革特区により、「自然産業特区」の指定を受け、企業の農業への参入が認められるようになるなど、新しい形での第一次産業活性化に向けた新たな試みも行っています。一方、第2次産業では、江戸末期からの伝統産業である線香生産が全国シェア70%を占めています。
気候は、降水量が少なく温暖な瀬戸内海気候区に属し、年間平均気温は15度前後、年間平均降水量は、概ね1,000〜1,500o前後となっている。自然環境については非常に恵まれた地域であり、夏の海水浴シーズンには、京阪神をはじめ各地から多くの観光客が足を運びます。
また、本州から淡路島を訪れる人たちが最初に足を踏み入れる場所として、あるいは本州・四国を結ぶルートの交通結節点としても重要な役割を果たし、古くから人やものの往来が盛んな地域で、歴史・文化資源も数多く有しています。近年では、本州四国連絡道路、神戸・淡路・鳴門ルートの整備に伴い、世界一の長大吊橋「明石海峡大橋」が平成10年4月に開通し、本州と本市が陸路で結ばれ、大阪ベイエリアの中で最も可能性に富んだ地域として脚光を浴び、淡路島国際公園都市構想の一翼を担っています。
合併した新市においては、「豊かな自然や文化、太陽の光に包まれ、人々の笑顔があふれる淡路のウェルカムシティ」を目指し、心身ともに健康で充実感を持った生活をおくる市民が、旅行者や新たな定住者、企業などを素晴らしい環境で暖かな気持ちで迎え交流を促進し、活力あふれる「淡路のウェルカム・シティ」づくりを進めています。
市章は、淡路の「A」と明石海峡大橋をイメージし、橋は人と人のかけはし、未来へのかけはしを意味し、市章の青色は淡路の自然を表現している。 |