平成17年3月21日に柳川市、大和町、三橋町の1市2町が合併し、新「柳川市」が誕生しました。
当市は、福岡県南部、筑後平野の西南端に位置し、筑後川河口と有明海に面しています。人口は、76,124人(平成17年3月末現在)、総面積は、76.9km2です。
古くから国土開発と食糧増産のため、干拓事業が盛んに行われてきており、地形は標高0〜5.6mの平坦な低地で、表土以下10数メートルの地層には地下水を多く含んだ「有明粘土層」がゆるやかな傾斜で有明海に向かって広がっています。有明海は、日本の代表的な海面干拓地帯で、特にこの地域は最も干満差の大きい海域で、大潮時の干満差6mにも達し、干潮時には広大な干潟が現れます。
産業は、日本一を誇るノリ養殖を中心とする水産業と広大な干拓地における水稲、麦、ナス、イチゴ、トマト、レタス、ブドウ等の施設園芸を中心とした複合型農業が基幹となっています。また、「宝の海」といわれる有明海は、筑後川をはじめ大小河川が流れ栄養に富んだ多種多様な魚貝類の宝庫です。
観光においては、水郷柳川として全国的に知られ、町の中を掘割が縦横に巡り、近代の詩聖・北原白秋をはじめ、文豪・長谷健、壇一雄らの文化人を生んだまちであり、雲龍型横綱土俵入りの創始者・雲龍久吉生誕の地、天然記念物の中山大藤など多くの観光資源に恵まれています。また、多くの観光客を迎える「川下り」は、水郷ならではの四季折々の風情を彩ります。春には柳川地方独特の雛飾り「さげもん」めぐり、夏には「ソーラーボート大会」、秋には「白秋祭」が行われます。
最後に、当市は「水・人・歴史を育み未来を拓くまちづくり」、「創造と活力にあふれ賑わいのあるまちづくり」を新市の基本理念として、「生きがいと活力に満ち自然と共生する住みよいまち」を実現していきます。
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