平成17年4月1日、具志川市、石川市、中頭郡与那城町及び同郡勝連町の二市二町が新設合併し、うるま市が誕生しました。「うるま」とは、沖縄の美称で"珊瑚の島"という意味を持ち、海に面した新市のすばらしい島々の景観を表しています。
この四市町は、これまでそれぞれの地域特性を生かした独自のまちづくりを行う一方、ごみ処理や学校教育、消防事務などについては一部事務組合を組織して共同で処理を行っていました。また、商業圏や通勤・通学先などで共通点が多く、地縁・血縁などを通じた交流が盛んなこともあり、地域の一体性は極めて高かったといえます。
那覇市から北東へ25km、沖縄本島中部の東海岸に位置しており、東に金武湾、南に中城湾の両湾に接しています。東南に伸びる半島部の北方および東方海上には、有人・無人を含めて8つの島々があり、このうち5つの島は海中道路や橋によって結ばれています。
面積85.82km2、人口115,750人(世帯数40,148)となり、那覇市、沖縄市に次ぐ沖縄県内第3位の人口規模となりました。
うるま市は豊かな自然と海洋資源に恵まれ、全国一のモズク生産、国の産地指定を受けた津堅人参などに加え、山城茶、い草、ミネラル豊富な海水を利用した「ぬちマース(命の塩)」といった地域特産の農水産物や加工品も多くあります。
さらに世界遺産の勝連城跡などに見られるように、貴重な歴史遺産や文化財のほか、各地域で永年培われたエイサーや闘牛、獅子舞などの伝統芸能や文化が多く残っています。
また、海中道路や平安座島、浜比嘉島、伊計島、宮城島、離島の津堅島などの島々は夏場の海水浴やマリンスポーツに適した海浜と個性的な自然環境、風土を持っており、観光レジャーとしての魅力にもあふれています。
東海岸地域における今後の長期滞在型観光・リゾート・健康長寿の地域として新たな可能性を秘める「うるま市」は、市民一人ひとりがジリツ(自立・自律)し、郷土への誇りをもつ"こころ"をひとつにして、「豊かな自然と人が調和した健康で豊かな活力ある、歴史と教育文化のまち」の実現を目指して、新たに飛躍する魅力あるまちづくりを進めています。
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