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全国都市監査委員会


 青森県 つがる市(つがる)
つがる市 平成17年2月11日、西津軽郡木造町、森田村、柏村、稲垣村、車力村の1町4村が新設合併し、県内9番目の市として、基本理念に「新田の歴史が彩る 日本のふるさと」を掲げ、つがる市が誕生しました。
 本市は、青森県の北西部、津軽平野の中央部から西に位置し、東は岩木川を境に北津軽郡、五所川原市に接し、西は日本海に面して、その海岸線は「七里長浜」と呼ばれ、北は北津軽郡中泊町から南は西津軽郡鰺ヶ沢町まで続き、海岸沿いは「屏風山」と呼ばれる丘陵地帯が続いています。南方には津軽の秀峰「岩木山」と世界遺産「白神山地」を望み、平野部は岩木川により育まれた広大な津軽平野が拓け、津軽藩の新田開拓以来の一大穀倉地帯が形成されています。総面積253.85m2のうち約56%が農地で、県域の約2.6%を占めており、人口は40,422人(平成17年2月11日現在)となっています。
 当地域の基幹産業は、第1次産業で、平野部の稲作、山間部の稲作とリンゴの複合、屏風山地帯の畑作、特に昭和40年頃から砂丘の特性を生かしたスイカ、メロンが多く生産され、特産地として全国的に知られており、メロンの作付面積は全国1位であります。
 当市では、これらの農・水産物に高付加価値を付け、地域特性に合った新規作物の研究、開発にも力を注ぎ、安全な「食」の基地として新市名である「つがる」を当地域の総合ブランドとして確立し、それを積極的に全国発信していくことに取り組んでおります。
 一方、観光面では、国指定重要文化財に指定されている遮光器土偶が発掘された亀ヶ岡石器時代遺跡や石神遺跡等があり、さらに出来島海岸沿いに最終氷期後期(約2万5千年前)の数千本の針葉樹林が約1kmにわたる埋没林等があり、それらを中心とした古代のロマンにふれる観光ゾーンや、岩木山を望む田園風景、日本自然百選(昭和58年)に指定された面積約23haの南限の海岸高層湿原で学術上、貴重な湿原植物の宝庫といわれているベンセ湿原、また、各地域から湧き出る温泉等の豊かな自然資源を有効活用した歴史の体験と癒しのゾーンを形成しております。
 新市の将来像として「郷土の特性を活かした誇りの持てるまち」「人間を尊重し、思いやりと優しさにあふれるまち」「市民の知恵と力で創る活力あるまち」を指針として描き、基本理念と併せて、つがる市をつくりあげることを目指しております。