平成17年4月1日に竹田市、荻町、久住町、直入町の1市3町が合併し新「竹田市」が誕生しました。
本市は、大分県の南西部に位置し、北部のくじゅう連山、南部の祖母・傾山の山麓に広がる広大な高原と山間地帯です。面積は477.7km2で69.2%が山林原野を占め、緑豊かな自然環境に恵まれています。
人口は28,689人で近年は減少傾向にありますが、自然、歴史、文化、温泉、名水など多様な資源が集積し、当地域を訪れる観光客は年々増加しています。ストレスフルの時代にあって、癒しの資源を求める人々に人気があるからです。地域を代表する自慢の資源を3つご紹介します。その一は、名曲「荒城の月」のモチーフとなった岡城阯で、日本一の規模の城郭(平山城)を誇り、黒澤明映画監督も絶賛した石垣の美しさと遠望は比類がありません。その2は、日本一の長湯の炭酸泉です。 現代医学も注目する土類イオンは心身を癒し特別なひとときを与えてくれ、まさに現代病のための温泉として好評です。その3は、日本一のマラソン練習コースで、久住高原の雄大な景色を眺めながらジョギングを楽しむ一般の利用者だけでなく、トップランナーも合宿に訪れています。
また、産物では自然が育むカボス、椎茸、トマト、豊後牛等があります。また、サフランは日本一の生産地となっています。九州で一番おいしいと評判の名水は、1日65,000トンも湧出しています。このおいしい水をつかった郷土料理や特産品は、都市との交流人口を増大させる力となっています。
新市の予算は、自主財源の割合いが低く、地方交付税に依存する財政状況にあります。
しかし、厳しい財政の中にあっても、地域の特性を活かし、魅力あるまちづくりを推進していかねばなりません。
このため、行財政基盤を確立させ効率的な行財政運営を行い、住民サービスの水準を維持・向上させることにしています。
将来都市像は、「自然・歴史・文化を育む名水名湯田園観光都市」です。自然と産業と文化が共鳴し、地域内の人々が行き交い、活力とやすらぎに満ち、定住と交流の場として発展する地域の創出を目標にしています。
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