滋賀県東北部地域の中心に位置する米原市は、2005年2月14日に滋賀県坂田郡の山東町、伊吹町、米原町の3つの町が合併して誕生しました。
米原市の誕生により、日本百名山のひとつで県下一の高さを誇る薬草の宝庫「伊吹山」から、日本一の広さを誇る母なるみずうみ「琵琶湖」までがひとつのまちでつながりました。
人口は、約3万2千人の滋賀県で一番小さい市ですが、面積は205.06km2と県土全体の5.1%を占めています。市東部には伊吹山、南部には霊仙山がそびえ、総面積の約7割を占める森林にたくわえられた水が、姉川や天野川となり琵琶湖に注ぐという、水と緑に包まれた自然豊かな地域です。そして、ここに良好な環境の指標として知られるホタル、ハリヨ、梅花藻など多様な生き物たちの姿がみられ、暮らしに潤いや恵みをもたらしています。特に、天野川の源氏蛍は国の特別天然記念物に指定されており、毎年初夏に開催されるホタルまつりには、全国各地から多くの人が訪れます。
古くは、ヤマトタケル伝説や歴代天皇の皇后を輩出した息長族の舞台になり、中世・近世の歴史の舞台には、平安時代の高僧・最澄、室町時代の大名佐々木道誉(京極高氏)、戦国時代を代表する豊臣秀吉と石田三成などが活躍し、数多くの史跡を残しています。
また、米原市は近畿・中部・北陸を結ぶ要衝にあり、古くから中山道、北国街道、北国脇往還等を使って人とモノと情報が活発に行き来した地域でもあります。現代でも、名神高速道路、北陸自動車道、東海道新幹線、東海道本線、北陸本線、近江鉄道等の広域交通網が集中しており、多くの人が集まりやすく、将来の発展に向けて高い可能性を持った地域でもあります。
10月1日には、この米原市に坂田郡近江町が加わり、人口約4万人の市となります。ともに古くから歴史的・文化的なつながりを持ち、住民の日常生活での行き来は活発であり、今まで以上に住民参加や住民自治の推進が図りやすく、一体的なまちづくりが期待できます。米原市は、『自然きらめき ひと・まち ときめく 交流のまち』を合言葉に、市民と行政のパートナーシップで新たなまちの歴史を刻んでいきます。
水と緑に包まれた自然豊かな米原市の公式サイト
(http://www.city.maibara.shiga.jp)
をご覧ください。
【市章】
米原市の頭文字「マ」をモチーフに、上は伊吹山の緑、下は琵琶湖の青を曲線で描き、米原市の明るく元気な姿をイメージしています。
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