平成17年1月1日に伊勢崎市、佐波郡赤堀町、同郡東村、同郡境町の1市3町村が新設合併し、新しい伊勢崎市が誕生しました。群馬県内では、平成の合併として初めて誕生した市となりました。
新市は、群馬県の南部、関東平野の北西部に位置し、面積139.33km2、人口208,338人、世帯数は75,614世帯で、うち外国人の占める率が高く、12,244人、6,243世帯の方が暮らしています(平成17年6月1日現在)。地形は一部に丘陵地があるほかはほぼ平坦で、森林には乏しいですが、南部を流れる利根川を始め、その支流である広瀬川、粕川、早川などの河川が流れ、地下水にも恵まれています。気候は群馬県内では比較的温暖で日照時間が長く、冬は「上州のからっ風」と呼ばれる乾燥した季節風が吹きます。
早くから力のある豪族が形成され、組織化された社会が営まれていた地域であることがうかがえ、多くの遺跡や古墳が見られます。火山灰地で水はけがよく、桑の成長に適していたため古くから養蚕が盛んで、明治以降は「伊勢崎銘仙」が全国的に有名となり、織物のまちとして発展してきました。近年は製造業や大規模商業施設の進出が進み、商工業が盛んな産業地域であるとともに、近郊農業も盛んで農作物の生産が多い地域でもあります。
平成15年度に本市と埼玉県本庄市とを結ぶ利根川の坂東大橋が架け替えとなり、周辺道路の整備も加わって、関越自動車道本庄児玉インターチェンジから約30分で、市の中心部に到達できるようになりました。また、北関東自動車道の駒形及び伊勢崎インターチェンジからもアクセスできるなど、幹線道路網の整備が進み、交通の要衝としての重要性がますます増大しています。
今後は、20万都市となったことで自治体としてより一層の主体性を発揮し、住みよいまちづくりを進めていくことが可能になりました。具体的には福祉や医療面の充実を図るなど高齢化への対応や、生活圏の広域化に伴う道路網の整備、情報化社会の進展に伴い多様化する住民ニーズへの対応が挙げられます。一方で行政の効率化に向けた取り組みを本格化させるために、組織のスリム化を図るとともに財政基盤を強化し、限られた予算の中で行政サービスを充実させ、今まで以上に暮らしやすいまちを実現していくことを目指しています。
市章ついて
市章のデザインは、市長や教育長、市議会議員、区長の代表などによる市誕生記念事業実行委員会で決定されました。この地域にゆかりの深いまがたまを用いて、いせさきの「い」の字をデザインしたもので、市民の融和と発展を表しています。
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