平成17年1月16日、今治市、朝倉村、玉川町、波方町、大西町、菊間町、吉海町、宮窪町、伯方町、上浦町、大三島町、関前村の1市9町2村による新設合併により、新「今治市」は誕生しました。
愛媛県の北東部に位置し、瀬戸内海のほぼ中央部に突出した高縄半島の東半分を占める陸地部と、芸予諸島の南半分の島しょ部からなり、緑豊かな山間地域を背景に、中心市街地の位置する平野部から世界有数の多島美を誇る青い海原まで、変化に富んだ地勢となっています。
今治市は、その海域において中世には村上水軍が活躍したことで有名ですが、瀬戸内の海上交通の要衝として古くから海運業が発達し、海とともに発展がもたらされてきました。80年余りの歴史を持つ今治港は、平成8年には四国初のコンテナ用ガントリークレーンが設置され、国内外の物流の拠点となっています。海運業の繁栄により、各種船舶を建造する造船業も盛んです。市内に約20の造船所を有し、それに伴う関連会社とともに日本でも有数の造船団地を形成しており、輸送用機械工業出荷額は約1,200億円にのぼります。
また、繊維産業も盛んで、特にタオルの生産は、全国生産高の約6割のシェアを誇ります。全国的な競争力をもつ食品、電気、石油などの企業、大島石の石材加工、伝統産業として桜井漆器や菊間瓦があります。
そのほか、穏やかな気候に緑豊かな山と美しい瀬戸内海という自然環境を生かして柑橘類、木材などの農林業や、天然、養殖ともに漁業も盛んに行われています。
市章
右下のグリーンが瀬戸内海の自然を、その横を流れるブルーが来島海峡とその上を走っているしまなみ海道を表し、包まれているオレンジ色の丸が今治市のイニシャル『
i 』の雰囲気と、自然の中で力強く光っているイメージを表しています。
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