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全国都市監査委員会


 滋賀県 東近江(ひがしおうみ)

東近江市 東近江市は、平成17年2月11日に八日市市、神崎郡永源寺町・五個荘町及び愛知郡愛東町・湖東町の1市4町が県の行政圏を超えての新設合併です。これは、滋賀県でいずれも初めてで豊かな自然と奥深い歴史、文化を有する都市です。
 本市は、滋賀県を代表する琵琶湖の南東部に位置し、京阪神、中京両大都市圏のほぼ中間(100km以内)にあたり、東西に細長く東は三重県との県境で1千メートル級の山々が連なる鈴鹿山系があり、これを源とし琵琶湖に注ぐ愛知川が中央を流れ広大な緑豊かな田園、里山といった豊かな自然環境とともに発展してきました。
 本市の面積は、317.57km2(県総面積の約8%を占める)で、人口は79,363人、世帯数は26,815世帯(平成17年7月1日現在)であります。
 また、万葉の時代から、蒲生野に伝わる歴史ロマンや全国に広がる木地師発祥の地として有名であり、中世以降は市場町や門前町として、また交通の要衝地として栄え、近世には近江商人の活躍が見られるなど、様々な地域との交流を通して数多くの伝統が生まれ、文化が育まれてきました。
 農・工・商・観光などの産業がバランスよく立地する地域で、市の中心となる八日市の市街地は、古くから市がたつ商業のまちとして、また、昭和39年の名神八日市IC開設を契機に企業立地が進み、先端技術工場の集積とともに内陸工業地帯を形成しています。
 農業においては、愛知川流域の広がる田園地帯として市域の18%の緑の水田が占めており、この湖東平野の肥沃な土地による良質な近江米の主要産地であるとともに、近江牛ブランドの畜産や野菜・花卉・果実など多品目にわたり高い農業生産を誇っています。
 観光面でも、深い歴史文化を背景に、各地域に四季を通じて多くの観光スポットが点在します。紅葉の名所として知られる臨済宗永源寺派の大本山永源寺。湖東三山の中でも最も古く、春夏秋冬に変化する池泉回遊式庭園の美しさで有名な百済寺。近江商人の発祥の地で国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている五個荘の近江商人屋敷。独特の工法で百畳敷きという日本一の大きさを誇る八日市大凧や国内外の凧を展示する世界凧博物館八日市大凧会館。本市ゆかりの探検家西堀栄三郎の紹介と−25℃の氷の世界が体験(南極探検)できる探検の殿堂などがあります。
 東近江市は、旧1市4町のそれぞれの特色を生かしながら、市民と行政との協働をまちづくりの基本にして「みんなでつくるうるおいとにぎわいのまち 東近江市」を築いていくこととしています。
市章の説明
 東近江市の東(east)の「e」と「近」をモチーフに、グリーンは豊かな自然を、ブルーは清らかな川と環境を、レッドは活力を表現。全体として豊かさ・調和・発展・成長・連携・交流を表し、新生「東近江市」の将来像をシンボライズしています。