本部通信 トップページへ戻る
全国都市監査委員会


 石川県 白山市(はくさん)

白山市 平成17年2月1日、松任市、美川町、鶴来町、河内村、鳥越村、吉野谷村、尾口村、白峰村の1市2町5村が合併して誕生いたしました。
 平成12年度の国勢調査による人口は106,977人、世帯数は32,204世帯であり、県内第2位の人口規模です。
 白山市は石川県加賀地方の中央部、県都金沢市の南西部に位置し、ハクサンクロユリをはじめとする高山植物が豊富であり、原自然性の高い山として周知されている白山国立公園や、県内最大の流域を誇る一級河川手取川、白砂青松の日本海など、山・川・海の豊かで美しい自然環境に恵まれ、海岸部から山間部まで、およそ2,700mの標高差があります。面積は755.17km2を有し、石川県全域の約18%を占め、市町域としては、県内最大の広さです。
 地目別面積は、宅地が2.4%、経営耕地が5.8%であるのに対し、林野が73.5%と多く、山麓地域の森林資源が市域の大部分が占められております。また、全国でも降水量・降雪量の多い地域に属しており、特に山麓地域は全国有数の豪雪地域となっています。
 地域内には、北陸自動車道、国道8号線、国道157号線、国道360号線、加賀産業開発道路、鶴来美川インター線などを基軸とした幹線道路網が整備されており、昭和52年に完成した白山スーパー林道は、白山麓地域を経て岐阜県側に通じる観光道路と位置付けられ、昭和63年に大型バスの運行が可能となり、年間概ね10万台以上の通行量であり、シーズン中、沿線観光施設の賑わいをもたらしています。また、広域的な自転車・歩行者道路である手取川キャニオンロードの整備も進められています。
 本市は、先人・先達によって長年培われてきた独自の伝統文化や地場産業が、それぞれの地域にしっかりと根づき、未来へ大きく飛躍する無限の可能性を秘めた市民都市であります。手取川扇状地の良好な農用地における「こしひかり米」や山麓地域における「そば」などの生産が盛んに行われており、豊かな自然や歴史資源に恵まれ、観光資源が豊富にあり、北陸地方でも有数である白山麓地域のスキー場群や、県が進めている「白山麓テーマパーク計画」の手取川・大日川両河川周辺に展開する自然と文化を活かした都市公園の整備計画や、史跡・名勝・まつり・伝統芸能などの、自然と触れ合い心身ともにリフレッシュできる憩いの空間の整備を行っています。また、豊かな自然資源や民俗文化などの地域資源を活かした観光事業の広域的連携を図ることを、今後の観光事業整備の基本目標としております。