平成16年10月12日、石和町、御坂町、一宮町、八代町、境川村、春日居町の6町村が合併し新たに「笛吹市」が誕生しました。
人口は、72,525人(平成17年10月1日現在)、面積は164.8km2であり、甲府盆地のやや東寄りに位置し、市の中央部を西に向かって笛吹川が流れ、山裾から平坦地にかけて果樹を主体とした農地が分布し、その背後には甲府盆地を構成する御坂山塊や秩父山地の丘陵と急峻な山岳地帯が広がり、地域内からは、南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳、秩父山地、大菩薩嶺などの秀麗な山岳景観を望むことができます。
産業は、日本一の生産を誇る桃とぶどうをはじめとする果樹栽培と、石和温泉郷、春日居温泉郷の温泉街と観光農園などの観光が中心であります。また、市の木に指定されているモモの木は、春には一斉に開花しピンクのジュウタンを敷き詰めたような景観が県内外からの見物客を魅了しています。
歴史文化は、釈迦堂遺跡など日本有数の縄文時代の遺跡や古墳、若彦路や御坂路等の古道史跡、甲斐一宮浅間神社をはじめとする多くの社寺が分布すると共に、大文字焼き、笈形焼きや神楽等の雅な民族文化も伝承されています。
このような地域の現状を踏まえ、都市と農村、農業と観光、歴史と文化などの市が持つ貴重な資源を効果的に組み合わせることにより、笛吹市と関東圏や全国各地との交流を活発化させる「活力ある交流都市の創造」、快適で利便性の高い暮らしづくりの実現と安全でゆとりある暮らしと、やすらぎのある市民生活を実現させる「快適な生活都市の創造」、果樹生産日本一・余暇活動日本一・自然環境日本一・生活環境日本一の都市を目指すことにより、バランスのとれた自立性の高い高機能都市を実現させる「個性輝く自立都市の創造」の3つの基本理念を踏まえ、すべての市民が豊かで、健やかに、生き生きと生活できる市の建設を目指し、"にぎわい・やすらぎ・きらめき"『躍動するふれあい文化都市』を笛吹市の将来像として掲げ取り組んでいます。
(市章について)
イニシャルの「F」をモチーフに、未来(天)に向かって伸びる躍動的な姿を表現し、色のブルーは笛吹川の流れと豊かな自然の潤いを象徴しています。
|