富谷市は、2016年(平成28年) 10月10日に単独市
制施行により、宮城県内14番目の市として誕生しました。
富谷市は、宮城県のほぼ中央に位置し、総面積49.18㎢で仙台市の北に隣接しています。
古くから続く緑豊かな田園地域と新興住宅地により構成されています。
市域には、東北縦貫自動車道と国道4号が縦断し、仙台都市圏における自動車専用道路環状ネットワーク(ぐるっ都仙台)の一翼を担う仙台北部道路が横断し、富谷ICが整備されています。また、東北地方最大の都市仙台市中心部まで約18㎞という距離にあります。「地の利、人の和」に恵まれた地域です。
その歴史は古く、藩政時代(1620年)に藩祖伊達政宗公の命により「富谷宿」が開宿し、仙台藩領土の南北を結ぶ奥州街道の宿場町「富谷新町」として栄えました。
明治22年には、市制町村制実施により「富谷村」が誕生し、以来、一度も合併することなく歩んできました。しかし、村から町制施行への道のりは決して平たんではなく険しいものでした。
昭和28年、宮城県から黒川郡10か町村の合併が提示され、富谷村は3村合併での許可を知事に求めましたが、県の案をほごにする動きがあり、富谷村はやむなく合併を断念し、議会において、自立自存に邁進していくことを将来に堅持するとの趣旨の決議をしました。
昭和38年に「富谷町」となり5,091人でスタートした人口は、仙台市に隣接する位置的優位性や良好な自然的条件を活かし、昭和40年代後半からの大規模住宅団地開発の進展に伴い順調に増加してきました。そして53年の年月を重ね、人口規模10倍の「5万人都市」に成長し、本年10月10日の市制施行となりました。
本市の特産品であるブルーベリーを使った「ブルーベリージュース」が、本年5月に開催されたG7伊勢志摩サミットにおいて各国首脳にふるまわれ、皆様に広く富谷市のブルーベリーを知っていただく絶好の機会となりました。
また、富谷市のシティブランド発信として「とみや国際スイーツ博覧会」を11月12日と13日の2日間開催し、「富谷市」の新しい魅力を発信してまいります。
4年後には「富谷宿」開宿400年を迎え、歴史と文化を誇るまちとして、「住みたくなるまち日本一」を目指し各種施策に取り組んでいきます。
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