2013年(平成25年)1月1日に市制施行により、千葉県内37番目の市として「大網白里市」が誕生しました。 市域は東西14キロメートル、南北は最長部で7キロメートル、総面積58.06平方キロメートル、海岸線は3.5キロメートルです。
本市は東京都心から50~60キロメートル圏域に位置し、九十九里平野のほぼ中央にあります。千葉市、東金市、茂原市などに接し、西は緑豊な丘陵部、中央は広大な田園部、東は白砂青松の海岸部という特色ある豊かな自然を有しています。
米作りや野菜作りが盛んな本市では、朝市や白里遊楽市が開催され、新鮮な野菜、水産加工品や手作り食品など、この地域ならではの産品も並び、活気に溢れています。また、アオウミガの孵化やハマヒルガオの群生地も見られる白里海岸には、夏の海水浴や地曳きまつりで大勢の来遊客が訪れます。
昭和29年12月1日、大網町、白里町、増穂村の2町1村が合併して大網白里町が発足した当時の人口は約25,000人、農業と漁業が中心でした。
JR外房線と東金線の分岐点に位置する大網駅は、外房線の複線電化により昭和47年に特急電車の運転が開始、その後のJR京葉線の外房線乗り入れ、また、千葉東金道路、東金九十九里有料道路、九十九里有料道路などの幹線道路の整備が進められ、千葉市や東京都心への通勤圏として注目されてきました。
昭和58年の都市計画決定により、都市基盤整備とともに土地区画整理事業など5地区で大規模住宅地の整備が進められ、人口は交通利便性や住環境の良さから順調に増加を続けてきた結果、平成22年10月の国勢調査で5万人を達成しました。
現在も商業業務機能の集積を目的としたJR大網駅周辺の土地区画整理事業や首都圏中央連絡自動車道(平成25年4月東金・木更津間開通)の整備が進められ、一層の発展が期待されます。
今後、福祉サービスなど住民の利便性を高め、成長・発展的なイメージで企業や商業施設の進出を促すなど、市制施行を自治体としての魅力を高めるきっかけとして捉え、本市が総合計画で目指す将来像「未来に向けてみんなでつくろう!住みたい・住み続けたいまち」の実現に向けて各種施策を進めます。
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