本部通信
全国都市監査委員会

 愛知県 長久手市(ながくて)市 
 平成24年1月4日に市制施行により、愛知県内38番目の市として「長久手市」が誕生しました。
 本市は、名古屋市中心部から東に14kmに位置し、名古屋市、尾張旭市、瀬戸市、日進市、豊田市と接しています。面積は、21.54平方キロメートルで、東西約8キロメートル、南北約4キロメートルと東西に長く、市中央部を香流川が東西に貫流し、市全域はなだらかな丘陵地(標高約43メートル~約184メートル)をなしています。
 市の中央部を東部丘陵線(愛称:リニモ)が走っており、西は名古屋市名東区にある藤が丘駅から、東は豊田市にある八草駅までを結び、名古屋市営地下鉄、愛知環状鉄道との乗換えも含めて交通の便に恵まれています。
 天正12年に徳川・豊臣両氏があいまみえた激戦の地(小牧・長久手の戦い)として名を知られた本市は、明治39年に長湫村、岩作村、上郷村が合併して長久手村となり、昭和46年の町制施行を経て、現在の長久手市となりました。
 都市化が進んでおり、平成23年10月1日現在の人口増加率は、県内第3位となっています。市西部は、住宅地、商業施設などが多くありますが、市東部は今なお自然を多く残しており、市街化された都市と自然豊かな田園の両面をあわせもっています。
 さらに本市は居住面だけでなく、観光スポットも充実しています。2005年日本国際博覧会(愛知万博)長久手会場に開設された「愛・地球博記念公園(愛称:モリコロパーク)」や、遠方からもリピーターが訪れる「長久手温泉ござらっせ」、農産物直売所やふるさと薬膳レストラン、パン工房、ふれあい農園などを備えた交流拠点施設として整備された「あぐりん村」などがあります。
また、貴重な車の展示を楽しめる「トヨタ博物館」、近現代の日本画を中心に様々な美術品がある「名都美術館」など、文化に親しむこともできます。
 本市においては、「人が輝き 緑あふれる交流都市 長久手」をキャッチフレーズとし、①万博理念を継承し、自然・環境にこだわるまち、②リニモでにぎわい交流するまち、③人がいきいきとつながるまち、④文化をみがき、人がかがやくまち、⑤みんなの力を結集する自治と協働のまち、の5つの基本方針に沿って、市民の方が暮らしやすいまちであることはもちろんのこと、都市部と農村部との交流を活発に行い、魅力ある都市づくりを目指しています