北千葉広域水道企業団は、昭和48年3月1日、千葉県、松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、関宿町(H15年6月野田市に合併)、沼南町(H17年3月柏市に合併)、習志野市及び、八千代市の1県7市2町で設立した一部事務組合です。
千葉県北西部地域の都市化の進展により水需要が増大し、地域の各水道は地下水源による事業拡充を図ってきましたが、水質の悪化や地盤沈下の進行による地下水汲み上げの規制強化等に伴い、地下水源の代替手段である河川表流水の確保、水道施設整備を一元化して行うため、一日最大534,200㎥の水道用水の供給を目途に企業団方式による共同事業(水道用水供給事業)として発足しました。
昭和48年度から建設に着手した創設事業は、構成団体の水需要の動向に合わせ、第一期から第四期施設に区分した建設工程により施設整備を進めました。
この結果、平成7年度に最終目標である534,200㎥/日(現在は計画一日最大給水量 525,000㎥)に見合う浄水施設が完成し、また、平成12年度において全ての施設が完成したことにより、28年間にわたる創設事業が終了し、現在、「安定した給水」及び「健全な経営」の三つの柱を基本理念に、「安全性の確保」、「量の確保」及び「ライフライン機能の強化」に係る諸施策を推進しています。
一方、当企業団の執行機関については、平成22年度末現在、企業長以下84名の職員を配置しています。
また、構成団体である1県7市の首長8名を議員とする議会を設置しています。
このほか、事業運営の円滑な推進を図るため、重要な事項を審議する機関として各構成団体の首長、議会議長等16名をもって構成される運営協議会、さらに必要な事項について調査審議させるため、各構成団体の水道事業管理者、財政担当部長等16名をもって構成される経営委員会を設置しています。
なお、執行機関には、企業長が議会の同意を得て選任した監査委員が2名置かれています。
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