石巻地区広域行政事務組合は、昭和44年4月1日、伝染病院、衛生処理、養老施設、交通災害共済の一部事務組合が統合し設立した一部事務組合(設立当初は1市9町の市町で構成)で、現在は次に掲げる事務を共同処理しています。
● 常設消防
● し尿処理施設の管理運営(2施設)
● ごみ処理施設の管理運営
● 介護認定審査及び判定事務
● ふるさと市町村圏計画の策定
● 地方拠点都市地域基本計画の策定
● 養護老人ホーム万生園のPFI法による特定事業のモニタリング
当組合は、宮城県の北東部に位置し、石巻市、東松島市、女川町の2市1町で構成され、管轄とする石巻広域圏の面積は723.43平方キロメートル、人口は217,038人(平成22年4月30日現在)で、中心都市石巻市までは、仙台市から50Kmの距離にあります。
圏域の中央には、一級河川「北上川」が貫流し、東部一帯はリアス式海岸の南三陸金華山国定公園の区域、北部と西部は仙台平野に連なる広大な耕地、南西部は日本三景の一つである「松島」に接しています。
気候は、東北地方の中部太平洋側に位置するため、内陸地方に比較して、寒暖の差は少なく、季節風の影響を受け、夏型と冬型に区別されます。
一年を通して降雨量が少なく、自然災害の少ない地域となっています。
圏域の産業は、仙台平野に連なる肥沃な耕地と世界三大漁場である金華山沖をひかえ、古くから農業や水産業が盛んであり、また、近年では三陸自動車道の延伸による産業・流通拠点の整備が図られ、さらに、重要港湾である石巻港(工業港)を拠点に海外との貿易が活発化しています。
圏域の特産物は、古くから漁業が盛んであることから、年中新鮮で豊富な魚介類が市場に並び、特にノリやカキの養殖が盛んです。また農業では、「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の主産地として有名であり、北限の茶や品質の優れた野菜なども全国に出荷しています。
観光面では、南三陸金華山国定公園や日本三景の一部の奥松島、万石浦、旭山県立自然公園、北上川など、雄大で豊かな自然景観を有しています。
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