平成22年3月22日に七宝町、美和町及び甚目寺町が合併し、県内37番目の市として「あま市」が誕生しました。
人口は88,073人(平成22年8月1日現在)、面積は27.59平方キロメートルで、愛知県の西部に位置し、ほぼ全域が海抜ゼロメートル地帯となっており、5市(名古屋市、清須市、稲沢市、愛西市、津島市)2町(大治町、蟹江町)に接しています。
広大な濃尾平野とそこを流れる河川の恩恵を受けて、近郊農業を中心に発展してきましたが、近年は名古屋市のベットタウンとしても発展しております。名古屋市の中心部から公共交通機関で約15分という立地条件にありながら、田園風景と住宅地との調和がとれた緑豊かなまちを形成しています。
この地域の歴史は古く、市内からは弥生時代中期の遺跡も発掘されています。そして、市内には寺社や史跡が散在するとともに、甚目寺観音での「節分会」や萱津神社での「香の物祭り」、蓮華寺での「二十五菩薩来迎会」など伝統文化が数多く残されています。また、戦国時代に活躍した武将である蜂須賀小六正勝、福島正則を始め、7人もの大名を輩出した歴史のまちとしても知られています。
さらに本市には、全国有数の生産量を誇る刷毛作りと、全国屈指の産地である七宝焼の地場産業があります。市内には、「尾張七宝」の名で国の伝統的工芸品の指定を受け、170年余の歴史と伝統のもとに人々に親しまれてきた七宝焼をテーマにした「見て」「触れて」「学んで」「体験する」ことができる総合施設 七宝焼アートヴィレッジがあります。施設内には、「尾張七宝」の名品鑑賞・製作工程の見学・製作体験ができる「ふれあい伝承館」と四季折々の草花に囲まれた散策路や憩いの広場など水と緑に親しむことができる「ふれあい広場」があり、多くの方にお越しいただいております。
本市においては、「人・歴史・自然が綾なす セーフティー共創都市“あま”」という将来像を掲げ、この地域で築かれてきた歴史、文化、自然、伝統的産業などの魅力ある資源、また大都市名古屋に隣接しているという地理的・交通的な好条件を最大限に活かし、「地域自らが考え、地域自らが取り組む主体的な地域づくり」という観点のもと、安全で安心なセーフティー都市を市民と共に創りあげ、さらに新しい価値を持つ都市への発展を目指しています。 |