本部通信 トップページへ戻る
全国都市監査委員会

 鹿児島県 姶良(あいら)市 
姶良市市章 平成22年3月23日、地理的・歴史的にも結びつきの深い姶良郡姶良町、加治木町、蒲生町の3町が合併し、新しく「姶良市」が誕生しました。合併により、新市の人口は、75,363人(平成22年5月1日現在)、面積は231.31㎢となりました。
 姶良市は、薩摩半島と大隅半島の分岐点、鹿児島県のほぼ中央に位置しています。北西部には標高400m~700m級の山岳が連なり、総面積の約65%を山林が占めています。そこからつながるなだらかな傾斜の平地は、姶良カルデラと呼ばれる火山の活動によって形成された台地と、この台地を浸食する河川によって形成された平野から成り、火山が作ったまちといえます。
 南部は、鹿児島湾に面し、九州自動車道、国道10号、JR日豊本線が東西に走り、比較的密集した市街地が形成され、隣接する鹿児島市、霧島市等への通勤圏として、都市型の産業構造の特徴を持っています。
 また、古い歴史と文化に恵まれ、国の民俗文化財として指定されている加治木町くも合戦をはじめ伝統芸能や文化遺産など数多くの文化財が残されています。指定文化財の数も県下一を誇り、197件に上ります。
 歴史溢れる名所や、豊かな自然の恵みを活用した多彩な観光スポットも有しており、中でも「蒲生八幡神社」に鎮座する樹齢1500年と推定される日本一の巨樹『大楠』や、日露戦争を記念して建てられた希少な石造りの『山田の凱旋門』、日本の滝100選に選ばれた『龍門(りゅうもん)の滝』、国土交通省の歴史国道に選定された『白銀坂(しらかねざか)』、文化庁歴史の道100選に指定された『龍門(たつもん)寺坂(じさか)』、蒲生町の武家屋敷群など、悠久の歴史に触れることができます。
 このように、水と緑の豊かな農山村地域と、都市機能が集積する市街地との調和が特徴です。
「心豊かな生きがいと活力に満ちた住みよいまち~みんなでふれあいはぐくむまち~」を基本理念に掲げ、
(1)共生・協働によるまちづくり 
(2)地域の特性を活かした魅力あるまちづくり 
(3)創造性豊かな、活力ある産業のまちづくり 
(4)自然にやさしく、人にやさしいまちづくり 
(5)ともに支えあい、いきいきとくらせるまちづくり
(6)心豊かな生きがいのある人づくり、まちづくり
(7)効率的な行政経営によるまちづくり
を、目指す方向と位置付け、豊かな自然と、奥深い歴史と文化に包まれながらすべての人が、笑顔で生き生きと暮らせる新しい都市を創造します。