2010年1月4日に市制施行により、愛知県内36番目の市として「みよし市」が誕生しました。
みよし市は、面積が32.11平方キロメートルで愛知県のほぼ中央、名古屋市と豊田市の間に位置し、豊田市、日進市、刈谷市、愛知郡東郷町と接しています。
市の北部地区には名鉄豊田線三好ヶ丘駅と黒笹駅があり、名古屋市地下鉄鶴舞線と連絡して、名古屋市中心部へつながっています。また東名高速道路「東名三好インターチェンジ」があり、自動車交通の玄関口となっています。その交通の利便性や好立地条件を背景に、名古屋市や豊田市などのベッドタウンとして住宅開発が進み人口が増加してきました。
人口は、5万7千人を超え、産業は、自動車関連企業を中心に数多くの企業が立地している工業と、柿、梨、ぶどうの特産の農業等が調和した豊かな自然環境と活気あふれるまちです。
みよし市は市民の活力こそ、まちのエネルギーであると考えています。みよし市には、夏に3つの大きなお祭りがあります。1つ目は、池の中で提灯舟と水中花火が幻想的な世界へといざなう「三好池まつり」、2つ目は11メートルの高さを誇る3基の大提灯が迫力満点の「三好大提灯まつり」、3つ目は市内外の参加者が歌のリズムに合わせ躍動感あふれる動きで躍る「三好いいじゃん祭り」で、訪れた多くの方々の心に潤いと感動を与え、交流の輪が広がるなど、魅力あふれるイベントとしても親しまれています。
また、秋には男衆の威勢のよい掛け声と絢爛豪華な山車が勇敢な雰囲気を釀し出す「三好八幡社の秋の大祭」があり、2台の山車が有形民族文化財として大切に保存されています。祭り当日の山車は昼は地域を引き回し、夜になると山車を飾った200個を越す提灯に火がともさされ、夜空に美しく浮かび上がり見物客を魅了します。
昭和36年の愛知用水の通水により、みよし市の発展に大きな原動力となった市のほぼ中央にある三好池は春の桜など四季折々に美しい景観を見せてくれています。その三好池で1994年の「わかしゃち国体」で、カヌーレーシング競技が開催され、以来、充実した設備を整備してきました。また保田ヶ池ではカヌーポロの常設コートを構え、日本有数の競技場として毎年多くの大会が開催されています。
平成元年から15年間にわたって「アートのある暮らし」をコンセプトに毎年開催された全国応募による彫刻の審査会「アートタウン三好彫刻フェスタ」は、平成13年に「グッドデザイン賞新領域デザイン部門」を受賞し、その取り組みを高く評価されました。グランプリなど入賞した70作品が市内の公園、学校ほか公共施設に設置されまちのシンボルとして市民に親しまれています。
今後は、新たな歴史の創造に向け、「人と自然が共生し、地域でささえあい、活力を創造するまち」
の実現を目指しています。
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