平成20年3月21日、美祢市、美東町、秋芳町の1市2町が新設合併し、新しい「美祢市」が誕生しました。合併により、新市の人口は29,839人(平成17年国勢調査)、面積は472.71㎢となりました。
新市は三方を海に囲まれた山口県の西部のほぼ中央にあり、日本最大のカルスト台地「秋吉台」と東洋最大規模の鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」といった優れた自然景観を有し、多様な自然環境に恵まれています。
交通アクセス面では、新市には国道435号が東西に横断し、国道316号と国道490号が南北に縦断しており、この3本の国道が道路網の骨格を形成しています。また、新市の南部には中国縦貫自動車道が整備され、美祢・美祢西インターチェンジの2つのインターチェンジがあります。一方、JR美祢線が新市を縦断しており、南は山陽小野田市、北は長門市につながっています。
気候は、四季の区分がはっきりした温帯性を有し、中山間地域であるため、やや寒暖差はあるものの、ほぼ年間を通じて快適な生活を送ることができます。
カルスト台地をはじめとして豊かな自然に囲まれた新市は、若者からお年寄りまで快適に暮らせる住環境づくりを行うとともに、防犯・防災体制を充実させ、安全・安心な生活が営めるようなまちづくりを目指します。さらに、中山間地域に位置する新市は、多種多様な地域特性・地域資源があり、これらを活かした都市基盤の整備や産業の振興を行い、地域の特性を活かしたまちづくりを推進しています。
また、新市には個性ある地域ブランドとして確立された、美祢厚保栗や美東ごぼう、秋芳梨などの特産品もあり、県内外において高い評価を受けています。
新生「美祢市」は、直面する多くの課題を抱えておりますが、それらを正面から受け止め、課題解決に積極的に取り組み、これまで築き上げてきた歴史・文化・伝統や豊かな自然など、各地域特有の多様な地域資源を最大限活用するとともに、全体の調和を念頭に置き、新市の将来像に掲げる「自然と調和し、潤いと活力にみちたやすらぎと交流の郷」の実現を目指しています。
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