みやま市は、2007年1月29日に旧山門郡の瀬高町、山川町、旧三池郡高田町が合併して誕生した。
福岡県の南部に位置し、北九州市の南約100km、福岡市の南約50km、久留米市の南約20kmに位置する。一級河川矢部川を挟んで柳川市、筑後市および八女市と、清水山を挟んで八女郡立花町と、隈川や市南東の山間部で大牟田市と、また市南東部では熊本県玉名郡和水町および南関町とも隣接する。市の南西部は有明海に面する。
市域の多くは筑紫平野(筑後平野)に含まれる平地であるため農業が基幹産業である。瀬高町東部および南部から高田町にかけては主に米作、瀬高町北部ではハウス農業でなすやセルリの栽培が盛んに行われている。
市の東部を南北に貫く九州自動車道の東側および旧山川町域の大部分は山地となっており、この地域ではみかんを中心とした柑橘類の生産が盛んである。
南部の有明海に面する地域では海苔養殖を含めた漁業も行われている。また、古くは矢部川を水上交通路として利用したり、街道が通るなど陸上交通の要衝であったために、瀬高町上庄下庄の両地区は古くより市街化し宿場町として栄え、現在も酒造が盛んである。
市内において瀬高町の下庄上庄の両地区に市街地が形成されている。全体的に旧山門郡内での交流が盛んであるが、市最北部(瀬高町長田など)は隣接する筑後市と、高田町南部は大牟田市との結びつきが強い。
最近の話題としては、保健医療福祉系大学が久留米市の聖マリア病院を経営する医療法人「雪ノ聖母会」が設置母体となり、同市瀬高町高柳に建設を計画しており、来年4月の開学へ向け、準備を進めている。
監査委員については、2007年の3月定例会において、監査委員の選任についての議会の同意を得て、4月2日に代表監査委員として平井常雄氏、議会選出監査委員として中島一博氏が選任された。
|